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水平線

こころがぐらつくと、思い出す詩があるんです。 

たしか、こんな詩であつたかと、つぶやいている。

杉山平一の詩、間違っていたら、ごめんなさい。

 水平線が傾いていた
 傾いているのは
 自分だった

いい詩ですね。詩とは、かくの如きものですね。

でも、少し気になり、杉山平一詩集を探してみました、中々見つかりませんでしたが、ようやく邂逅して手に取ると、違っていたのです。

 水平線が傾いている
 (傾いているのは自分なのに)

いい詩ですね。
ボクはどこで、ボクなりの詩にしてしまったのだろうか、と、いま、腕をくんでいるのですが、ハッとしたのは、ボクは過去形にしているということでした。

その理由を、ここで考察はすまい。

まあ、どちらでもいいじゃないですか、ドキッとしたことには間違いないんですからね。


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