愛の力と運命の力:ワルキューレの物語
*上記YouTubeは、オペラ『ワルキューレ』より第3幕内の『ワルキューレの騎行』
上の曲、フランシス・コッポラの映画『地獄の黙示録』でも流れており、有名な曲ですね。
『ワルキューレ』は離れて暮らしていた双子の兄妹が主人公で、その親が力を持つ神、というと、『スターウォーズ』を思い出す方もいらっしゃるかもしれません。しかもその戦闘シーンに出てくる音楽も似ていますしね。ワーグナーからヒントを得ている可能性があります。
双子と言えば、スピリチュアル系のお話になりますが、よく『私のツインレイはどこにいるの?』という方がいらっしゃいます。ベストパートナーという意味なのかもしれませんが、同じような人間がいたら、つまらなくないですか?良いところが一緒なのはいいかもしれませんが、嫌なところまで似ているとしたら。ツインレイというのは、地球上で言う最も相性が良い相手というわけではないのです。また、夫婦になるとも限りません。兄弟になるかもしれないし、友人関係かもしれないし、仕事のパートナーになる場合もありえます。魂をみがく目的で、一つの魂が別々の体験をするために、今生では別の場所に分かれて生まれ、全然出会わない場合もあるのです。
さて、オペラに話を戻します。私はワーグナー好きというわけではないですが、昨日、ワーグナーのオペラ『ラインの黄金』を取り上げましたので、今回も同じく彼のオペラ『ワルキューレ』を。
昨日の『ラインの黄金』は『二―ベルングの指輪』という大作の導入部分なのです。序夜です。『ワルキューレ』が第1夜となります。全部で4部(序夜、第1夜、第2夜、第3夜)あります。
ワーグナーのオペラは、解説無しでは退屈という方も多いと思います。長いですしね。そういうかたは、ほかの方のあらすじをお読みになるもよし、または里中満智子さんの漫画『ニーベルングの指輪』を先にお読みになると大体の内容がつかみやすくなるかもしれません。
『ニーベルングの指輪』の中で、この『ワルキューレ』は傑作と言われるものです。でも、第2幕では、ゲルマン神話の神々の対話、と言えば聞こえは良いのですが、神という名の夫婦の痴話げんかが長々と続き、退屈感が増すかもしれません。そしてその後、あのワルキューレの音楽が出てきます。ワルキューレとは、日本語で言うと戦乙女とか戦女神。女たらしなんだけれども神族の長であるヴォータンの娘達9人が登場します。ワルキューレ(戦乙女たち)は、戦で亡くなった英雄たちを神の国へ連れていく役割です。禁断の兄妹の愛の行方、そしてその二人の運命を握る戦乙女はどうなるのでしょうか?
*上記YouTubeは、ワーグナーの殿堂バイロイト祝祭劇場での『ワルキューレ』全編です。
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