令和4年 歌会始
こんにちは。
朝、ヤフーニュースを見て、今日が歌会始と気づき得した気分です。
いそいそとチェック
素敵なドレス!新調されたのかしら?
と思った私は雅子さまファッションウォッチャーまだ初級です。
2021年の天皇陛下誕生日も
2020年の講書始の儀の日も着られていたそうです。
初めてこのドレスを着られた日がいつなのか知りたいところです。
では本題!歌です!!
天皇陛下
世界との往き来難(がた)かる世はつづき窓開く日を偏(ひとへ)に願ふ
皇后さま
新しき住まひとなれる吹上の窓から望む大樹のみどり
天皇家長女愛子さま
英国の学び舎に立つ時迎へ開かれそむる世界への窓
個体
窓越しに子ら駆け回る姿を見心和みてくるを確かむ
秋篠宮家次女佳子さま
窓開くれば金木犀の風が入り甘き香りに心がはづむ
常陸宮妃華子さま
幼子は新幹線の窓に立ち振りむきもせず川ながめゐる
三笠宮家寛仁親王妃信子さま
成人を姫宮むかへ通学にかよふ車窓の姿まぶしむ
三笠宮家彬子さま
蛍光灯映る窓辺に思ひだす大正帝の螢雪の苦を
高円宮妃久子さま
車窓より眺むる能登の広き海よせくる波は雪降らしめつ
高円宮家長女承子さま
コロナ禍に換気もとめて閉ぢぬ窓エアコン眺めてしばし案ずる
長くなりますが、気になった歌の感想を書いていきます。
まずはもちろん天皇陛下!!
世界との 往き来難(がた)かる 世はつづき 窓開く日を 偏(ひとへ)に願ふ
今年のテーマは「窓」です。窓にちなんだ歌を皆様詠われています。
天皇陛下の歌は、コロナで海外に行ったり海外から日本に来たりすることが難しい世の中が続いている。窓が開く=世界との往来が復活する日をひたすら願っている。
という意味だと理解しました。
正解はこちらです。
題材の選ばれ方といい、去年からの流れといい、さすが天皇陛下・・・と感動いたしました。歌に親しんでいない私にも沁みました。なんというか、天皇らしい歌!
そしてこの英訳なんですが、TBSニュースによりますと
!!!!!
雅子さまの本領が発揮されつつある・・・・!
次に気になったのはこちらです。
コロナ禍に 換気もとめて 閉ぢぬ窓 エアコン眺めて しばし案ずる
by高円宮家長女承子さま
さきほどの一覧の一番最後にあったこの歌を見た時に、大げさに言えば衝撃が走りました。(しばし案じました。)そのあとに来たのは「さすが!好きだわ!」との思い。
そして背景は
なーるほど!!深い。
承子さまの感性っていいですよね。
あと、Twitterを見て、そういう意味なのですか!!と感動した歌がこちら
三笠宮家寛仁親王妃信子さま
成人を 姫宮むかへ 通学に かよふ車窓の 姿まぶしむ
愛子さまのことを詠まれました!!
こちらの解説を読むと感動してしまいます。
じーん。
その愛子さまのお歌もさわやかでした。
英国の 学び舎に立つ 時迎へ 開かれそむる 世界への窓
愛子さまにとっても天皇陛下にとっても、窓は世界につながるもの。親子ですね。
との趣旨のツイッターのコメントを見て、なるほど。。と思いました。
そして雅子さまのお歌も
新しき 住まひとなれる 吹上の 窓から望む 大樹のみどり
私は素人ですが、最後の「大樹のみどり」の終わり方が大胆で良いなと思いました!
最後にお知らせです。
令和5年のお題は「友」。
送り先は
〒100-8111 宮内庁
封筒に「詠進歌」と書き添えてください。
とのことです。
9月30日の消印有効。私も頑張りたいと思います。