ショーと映画ととんでも考察
挨拶と注意事項
本記事をご覧頂き、ありがとうございます。紅羽と申します。主に仮面ライダーオーズをYouTubeで扱って活動しています。
本記事は仮面ライダーオーズ(火野映司)が出演する全ての映像作品、公式の小説の内容、並びに2024年4月7日にひらかたパークで開催された、仮面ライダーガッチャードスペシャルショーの内容を含みます。
またこの記事は下記の記事の続きです。ショーの内容の要約や感想などはこちらであげていますので、まだご覧になってない方はこちらを先にお読み下さい。
この先の閲覧には十分ご注意の上、お読みください。
ここからはショーの内容と本編や映画、公式の小説、並びにその他の映像作品の話も絡めて考察を行います。
復活のコアメダルとMEGA MAXの矛盾点
今回のショーの中で復活のコアメダルがMEGA MAXを経験した世界線で起きた出来事だということが、ショーの最後でアンクを介した比奈の言葉により判明しました。
しかし復活のコアメダルとMEGA MAXは多くの方がこの両作品はパラレルワールドでの出来事、もしくは復活のコアメダルを経たアンクが初めて過去に飛ぶ事でMEGA MAXが分岐点として発生し、異なる未来に進むのだと信じられてきました。
このように考えられてきた背景の一つに、本編最終回でDr.真木を倒した時に開いたブラックホール(以下、虚無)を通じて、コアメダルが誰の元へと渡ったかという点において、両作品に矛盾が生じる、というものがあります。
MEGA MAXでは虚無はそれから40年後の2051年に通じており、ミハルが体内に大量のコアメダルを取り込んだ事で、ポセイドンバックルに装填されたコアメダルに意思が生まれ、ミハルは一時的にポセイドンに乗っ取られることとなりました。
一方で復活のコアメダルでは虚無の中で古代王が大量のコアメダルを手にし、グリードに力を与え再びこの世に姿を現したと、鴻上会長が話していました。
両作品の世界線がパラレルワールドなのであれば、これら2つはどちらも本編後に起こり得た歴史として、理解することができます。
また、本来古代王が手にする運命にあったコアメダルを、復活のコアメダルを経たアンクが過去に介入したことで歴史が変わり、ミハルが手にしたと考えれば、矛盾はありません。
前者の場合はそもそも異なる世界の出来事のため、復活のコアメダル世界の比奈がMEGA MAXを経験しているはずがありません。
また後者に関しても、復活のコアメダルを経たアンクが過去に介入する事で、歴史の分岐点としてMEGA MAXが起きる必要があるため、こちらに関しても復活のコアメダル世界の比奈がMEGA MAXを経験しているはずがないのです。
しかしショーの説明から復活のコアメダル世界の比奈はMEGA MAXを経験しています。つまり、私達がこれまで考えてきたような仮説は間違いだと認めざるを得ません。
それでは復活のコアメダル世界の比奈がMEGA MAXを経験していると仮定した上で、新たな仮説を考えていきたいと思います。
復活のコアメダルが起こるには ①
まずそもそも復活のコアメダルに映司や比奈達が辿り着くには、MEGA MAXでポセイドンを撃破している必要があります。そうでないと他の時代でポセイドンが暴れまくり、大きく歴史が変わるからです。
ではポセイドン撃破に必要なのはと考えると、当然ですがオーズとアクアが必要です。しかし、映司がオーズになるには勿論コアメダルが必要なわけで、それをポセイドンの身体から奪ったのはアンクでした。
つまりアンクが来たから映司はオーズとなり、ポセイドンを倒せたのです。逆にアンクがポセイドンと共に来なかった場合、どのような未来が想像できるでしょうか。
まずオーズ編の冒頭でバースチームが負傷していますが、これは変わらず起こります。次に映司が生身でポセイドンと接触することになります。
オーズ編の中盤でミハルが身体を乗っ取っていたポセイドンを抑え込むシーンがあります。あそこに至るまで、映司は相当な無茶をしていました。
つまりアンクが未来から来ていなかった場合、映司はあの場で死んでいた可能性が高いです。そして仮にそこで殺されなかったとしても、ポセイドンがミハルの身体を手放す理由がありません。
ということは、アクアさえも居ない状況になってしまうため、ポセイドンの撃破は不可能、結果として他の時代で暴れられ、歴史は大きく変わっていたと想像できます。
翔太郎達や弦太朗が何とかしてくれたかもしれないと思う方も多いかと思いますが、ここでは一旦オーズ世界の出来事として見るので、彼らは居ないものとして考えます。因みにここが最後の結論に響いてくる重要な部分なので、念頭に置いておいて下さい。
また上記理由に伴い、この先はこのような仮定を置いたMEGA MAXをポセイドン事件と記します。
これはMEGA MAXのオーズ編だけの話であり、尚且つその最後にカンナギが絡まず、そのままエンディングのクスクシエのシーンに繋がる話と捉えて下さい。
この説明で理解できない方は、スーパータトバに変身せずにMEGA MAXが終わったと考えていただければ大丈夫です。
ここまでを要約すると、復活のコアメダルに映司達が辿り着くには、結果としてアンクがポセイドン事件で過去に介入している必要があることが分かりました。
復活のコアメダルが起こるには ②
では次に本題のコアメダルの問題を解消していきましょう。虚無を通ったコアメダルが2051年でミハルの中に入り、ポセイドン撃破によってその全てが映司サイドに渡った前提で話を進めます。
映司の手元に残ったコアメダル
ではここで映司の手元に残ったコアメダルを系統別に洗い出します。方法は単純で、最終回までに砕かれていないコアメダルを数えるだけです。
まず鳥系ですが、アンクロスト撃破時に3枚砕いており、割れた意思コアを別で持っているため、タカが1枚、クジャクとコンドルが各2枚ずつです。
次に昆虫系ですが、作中でウヴァは完全体のままメダルの器となったため、ウヴァのコアメダルは砕かれていません。映司の手元に残ったのは9枚全てです。ポセイドンが屑ヤミーを作れたのもウヴァの意思コアの影響です。
次に猫系ですが、カザリ消滅時に意思コアが割れましたので、ライオンが2枚、トラとチーターが各3枚ずつです。
次に重量系ですが、ガメル消滅時に意思コア含む2枚が割れましたので、サイとゴリラが各2枚ずつとゾウが3枚です。
次に水棲系ですが、メズール消滅時に意思コア含む3枚が割れましたので、シャチ、電気ウナギ、タコが各2枚ずつです。
最後に恐竜系ですが、ロストブレイズでDr.真木を撃破した際、タジャスピナーに入っていた7枚は割れています。そのため、仮にDr.真木を構成していた3枚が割れていないとすると、プテラ、トリケラ、ティラノが各1枚ずつとなります。
実際、MEGA MAXではミハルの目が紫色に光るシーンもあります。そのためこの先ではミハルの中に恐竜系の3枚が入った、イコール映司の手元にもこれらが残ったと仮定して話を進めます。
このようにポセイドン事件終了時点で恐竜系やポセイドンの3枚も含めば、計41枚ものコアメダルが映司の手元に残ったことになります。
しかしこのまま復活のコアメダルが起きることはありません。古代王が虚無の中でコアメダルを手に入れ、グリードに力を与えることがないからです。
では復活のコアメダルが起きるには、あとどのような出来事が必要なのかを考えていきましょう。
小説・映司の章
この中で映司はプトティラを除く各コンボに変身しています。つまり、この話はポセイドン事件後の話であることが分かります。
そしてポセイドン事件終了後に手に入れたコアメダルのうち、少なくとも15枚は映司が持っていたことが分かります。
必要なコアメダルの復元
まずはグリード達の意思コアです。ウヴァはともかく、カザリ、ガメル、メズールの3体に関しては本編でその意思コアを砕かれた描写があります。
古代王が虚無の中でグリードに力を与えたと解説されていますが、そもそも意思コアがなければ例えコアメダルが8枚揃っていてもグリードは誕生しません。
つまり何らかの方法でそれらが復元されている必要があります。しかしこれを財団側が行なったとすれば、復活のコアメダルでアンクの意思コアを元に戻すのに、自分の命さえも引き換えにした映司が救われません。
しかしその何らかの方法に関しては、皆目見当も付きません。もう、考えるのはやめた!(進ノ介)
次にタカとコンドルの枚数についてです。映司がポセイドン事件後に持っていた通常のタカコアは1枚ですが、復活のコアメダルではオーズと古代王がどちらもタトバの状態で戦っているシーンがあります。
オーズ本編ではアンクロストとの戦いで1枚割れ、最終回で10枚目のタカコアも割れているため、このシーンが成立するには、それらのうち少なくとも一方が復元されている必要があります。
またエタニティスキャン時にコンドルコアがコンドルエタニティ含めて3枚必要なため、アンクロストとの戦いで割れた1枚も復元されている必要があります。
しかしもっとわからないのは、昆虫系のコアメダルです。復活のコアメダルにおいて、ウヴァは常に完全体の姿でした。
そして古代王が隣に並んでいたことから、オーズドライバーに嵌っているバッタコアは10枚目であると予測できます。
つまり上記で説明したタカコア含め、古代王のオーズドライバーに嵌っているコアメダルは、復元方法は分かりませんが、恐らく全て10枚目なのでしょう。
しかし復活のコアメダルにて、映司がグリードとの戦いの末に手に入れたコアメダルをアンクが確認するシーンでは、既にバッタコアがホルダーにありました。
となると昆虫系コアメダルが11枚存在している事になります。これは明らかにおかしな話です。
もっと言えば、メズールやガメルも例え意思コアが戻っていたとしても、9枚に満たないのに完全体の姿をしていました。
つまり古代王がグリードに与えた力とは、コアメダルが足りずとも完全体の姿となり、その力を使うことが出来る、というものだったと考えられます。
このようにグリード達の意思コアや、タカコアを含む10枚目のコアメダルが復元がされていないと、復活のコアメダルは起こり得ません。
古代王が虚無にいること
これは正直分かりません。これもよく言われることですが、オーズドライバーが同じ世界に2つ存在している理由も分かりません。
しかし本編の1話でアンクが王の石棺を開いた際、古代王の魂が彷徨い始めたとすればどうでしょうか。
その欲深さから例えばポセイドン事件終了後、アンクが未来に帰る時に、虚無に突っ込んだとすれば無理矢理ではありますが、古代王が虚無の中に居る状況は作り出せます。
そしてこのタイミングであれば、ウヴァの意思コアや恐竜系のコアメダル、更にはポセイドンのコアメダルといった、映司が小説で持っていた15枚を除いた行方の分からない26枚のコアメダルも、一緒に虚無の中に連れて行くことが可能です。
ポセイドンがミハルの身体を捨て、独立した存在を確立できたように、古代王もこれだけのコアメダルと自分の魂さえあれば、ドライバー込みで肉体を錬成するのには十分だったのかもしれません。
虚無が再び開かれること
こちらも理由はわかりません。例えば残りの15枚を手に入れるために、古代王自らポセイドンのコアメダルを使って虚無を開いたのかもしれません。
もしくはいつも通り会長が何らかの方法で虚無を開いたのかもしれません。例えばゴーダメダルを作った時に、実は虚無も開こうとしてましたとか、あの人なら普通にあり得ますからね。
このようにめちゃくちゃな仮定を置いたり、曖昧すぎる部分は考慮せず無視したりして、無理矢理復活のコアメダルを起こすこと自体はできました。(?)
この先は一旦上記仮定を正とさせてください。
映司の運命
結局何も変わっていない
ここまで復活のコアメダルが起こるために、色々なことを仮定してきました。しかしお気付きの方もいらっしゃるかと思います。
復活のコアメダルはポセイドン事件後に起きければいけない出来事なのです。それはつまり復活のコアメダルで映司を失ったアンクが、比奈の言葉を信じて過去に介入したところで、映司の命を救うことは出来ないということを意味します。
元々ポセイドンに殺されていたはずであろう映司を、更に10年生かすことができた。これこそが未来のアンクが映司に齎した影響であり、ポセイドン事件が終わり、未来に帰ったアンクの隣にも映司は居ないということになります。
つまり今回のショーにおける『復活のコアメダルからMEGA MAXに繋がる』という部分は、決して映司が救われる為の設定ではないということです。
私が今回のショーでずっと引っ掛かっていたのは、両映画で矛盾が起きるだとか、勿論そういう部分もあったと思いますが、1番の原因はこれだったんじゃないかと思います。
ずっと腑に落ちなかったんです。これだと結局何も変わらない。映司は死んだままで、アンクと比奈と3人で手を繋いだ明日は結局来ないままだって。
しかし現在の私は考えが変わりました。今の私には、映司はアンクと生きる事が出来ると、自信を持って言えます。
そして私がこの考えに至った最後のピースが、実は今回のショーだったのです。
アンクが介入した先にレム・カンナギが居るか
結論から話すと副題の通り、映司が生きる路線に行くには、ポセイドン事件だけではなく、カンナギ事件も起こる必要があるということです。
つまりそれはアンクが介入した先が、オーズのみの世界なのか、それとも別の仮面ライダーの世界と交わりを持っている世界なのか、と言う部分に帰着します。一旦この考えに至った経緯を説明していきます。
そもそも私は今回の考察の中で、最初比奈が経験したのはMEGA MAXの全てだと考えていました。以下、MEGA MAXの全てをカンナギ事件と記します。
その為、私は映司がレム・カンナギを倒し、その後アルティメイタムやスーパーヒーロー大戦、平ジェネFINALを経て、復活のコアメダルに辿り着いたと考えていました。
こちらに関しても本記事で行ってきたのと同様、ある程度自分の中で矛盾の解消を図っていました。
例えば、晴人の魔法だったからブラカワニに変身できてもおかしくない、アイムにプテラコアを渡せたのはミハルの中に恐竜系が入ったから、平ジェネで変身しなかったのは小説で会長に作った借りを返すためにコアメダルを全て預けているんだろう、などなど。
しかしこの路線で復活のコアメダル後に今回のショーがあって、アンクが2011年に戻っても結局映司が復活のコアメダルで救われる事はない事に気が付きました。
ただ、それと同時にカンナギ事件ではなく、ポセイドン事件に絞ったとしても、同様の事象が起こり得る事に気が付きました。本記事ではずっとその部分について語ってきました。
つまり本記事で語ってきた内容によってのみ、ポセイドン事件から復活のコアメダルに繋がるのだと仮定すれば、そこにカンナギが絡むことで、復活のコアメダルとは別の路線に進めるようになるのです。
しかしこれによって失うものもあります。それは復活のコアメダルの世界から来たアンクです。カンナギが絡んだ世界に来たという事は、この世界では復活のコアメダルが起きない事になります。
この世界で復活のコアメダルが起きなくても、別の世界に来ただけなんだからアンクは消滅しないと思いがちです。ビルドの最終回で万丈という存在が2人居たのと同じ感覚かと思います。
しかし実はこのアンクの別世界への介入は、元の世界の復活のコアメダルの存在もなくしてしまいます。それは何故かを説明するため、記事の最初の方で話したことを思い出してみましょう。
復活のコアメダルに映司達が辿り着くには、アンクがポセイドン事件が起きる世界の過去に介入している必要がありました。
しかしアンクが本来介入すべきでないカンナギ事件が起きる世界に介入したことにより、元の世界では映司がポセイドンによって殺されたであろう未来がやってきます。
それはつまり、映司がアンクを元に戻す方法を見つける前に死ぬ事を意味するので、結果として復活のコアメダルで映司から命を貰ったアンクの意思コアも消滅する事を意味します。
そのため復活のコアメダルの世界から来たアンクは自分が消えゆく事を悟り、映司達の前ではなく虚無の中で消滅する事を選んだため、最後は何も話さずに笑ってあの場を去っていったのでしょう。
とは言え、復活のコアメダルは確かに起こった出来事であり、映司の願いだったり、エタニティとして2人が一緒に戦った記録が消えてしまうことは悲しさを感じてしまいます。
そこで、どうせここまで都合良く考えてきたので、この部分も都合良く解釈しようと思うのですが、一旦後回しにします。
因みにさらっと元の世界はポセイドンによって映司が殺された未来がやってくると話しましたが、この先はもう元の世界のその先の話は出てきません。
つまり元の世界はポセイドンが色んな時代で暴れ回った影響で歴史が大きく変わり、ぐちゃぐちゃにされたまま放置されているということになります。
映司だけではなく、元の世界の人達が早い段階で高い確率で亡くなっている、または存在自体が無かったことになっている可能性があります。考え方によっては古代王の時より酷い話です。
しかしアンクの別の世界への介入は、オーズ世界の命運をそれほどまでに左右するくらいのことなのです。
そんなのあんまりだ!と思われる方は、オーロラカーテンシステムで通りすがってくれる誰かや、よく祝われる最高最善の魔王、ゴージャスそうな人に託しましょう。きっと何とかしてくれるはずです。
スーパータトバは奇跡のコアメダルか
さて、ポセイドン事件にカンナギが絡む世界にアンクが介入した事で、復活のコアメダルがなかったことになると話しましたが、その理由はやはりスーパータトバに集約されていきそうです。
先程のように、オーズ編のラストで古代王の魂が恐竜系、ポセイドンのコアメダルを除く20枚と一緒に虚無に入ったと仮定します。
この時点での2051年は真の力を手にした超銀河王によって支配されていると考えられます。なぜなら、まだミハルが映司にスーパータトバのコアメダルを渡してない状態の未来だからです。
そんな中で古代王が甦っても、恐らく強さの次元が違うため、古代王はやられてしまうでしょう。
そこで残るのは10枚目のコアメダル。カンナギにとってはただのコアメダルにしか見えないでしょうが、2051年の会長にとっては貴重な代物のはずです。
それを使ってスーパータトバのコアメダルを作り、ミハルに再び2011年に届けさせたとすれば、矛盾は解消したかに見えます。
しかしカンナギが倒される事で、2051年で古代王がやられない事になってしまいます。つまりカンナギが撃破された時点で、スーパータトバのコアメダルは消滅してしまうことになります。
これでは結局古代王に支配されてしまうのでは?と考えてしまいがちですが、この世界はカンナギ事件が起きた世界です。アクア以外にもたくさんの仮面ライダー達が居ます。きっと他のライダー達の力を合わせる事で、倒す事ができるでしょう。
このようにアンクが他の仮面ライダーの居る世界に介入した事で、映司がミハルからスーパータトバのコアメダルを受け取り、弦太朗と共に超銀河王を倒す流れが出来上がります。
今回のショーの意義
そして何より、アンクが他の仮面ライダーの居る世界に介入できたきっかけが、今回のショーだったのではないかと思います。
今回のショーでアンクはガッチャードの世界に介入しています。それは鳥くんと呼ばれるオーズケミーがアンクをガッチャードの世界に呼び寄せたからでした。
そもそもこの鳥くんはカグヤの持っていたカードとは絵柄が違うとのことでしたし、何者かは一切分かりません。
しかし鳥くんがそのように世界移動の力を持っていたとすれば、アンクと手を繋ぎ再錬成を行った時に、アンクにもその力が僅かに宿ったのではないかと考えました。
これによりアンクはカンナギがいる世界への介入に成功し、上述した一連の出来事があったことでこの世界では復活のコアメダルが起こらず、映司は生き続けられるというわけです。
都合よく解釈した平ジェネのラストシーン
それでは最後に先ほど後回しにした、復活のコアメダル世界のアンクの記憶に関して、都合よく解釈していきましょう。
少しおさらいすると、復活のコアメダルがなかった事になると、虚無の中でアンクの意思コアが消滅してしまい、そうなると映司の願いだったり、エタニティとして2人が一緒に戦った記録が消えてしまうのが悲しい、というものでした。
しかし考えてみれば虚無というのは、言わば時間移動が出来るものであり、消滅間際にポセイドン事件から数年経った時間に降り立つくらいのことは出来るのではないかと無理矢理考えました。
その時間こそが平ジェネFINALのラストシーンです。あのシーンの謎として、映司の持つ割れた意思コアからアンクが一瞬だけ信吾の姿で現れるというものがあります。
勿論、そういう演出だということは分かっています。しかし例えば虚無を通っていた消滅間際のアンクが、あの場に降り立っていたとしたらどうでしょうか。
消滅寸前のアンクに映司の持っていた割れた意思コアが引き寄せられ、消滅すべきアンクの経験や記憶が全て、この世界でのアンクに一瞬でインプットされたとすれば、アンクの一連の表情にも納得がいきます。
つまり最終的に平ジェネ世界の映司が持つアンクの割れた意思コアには今、2つの世界のアンクの記憶が入り込んでいると捉える事ができます。
1人は最上の機械兵を倒すため、力を貸したアンク
もう1人は一度映司を失う苦しみを味わったアンク
それを踏まえて映司の台詞を改めて読んでみます。
『アンク、また会おう。お前と俺が居る、明日に』
映司とアンクはまた必ず、いつか訪れるお前と俺がいる明日で出逢える。そんな気がしてきませんか?
最後に
ここまでお読みいただきありがとうございます。
正直な話を言うと、全て無理があります。考察とか何でもなく、めちゃくちゃです。仮定しかないので、かなり読みにくく、つまらなかったかと思います。
「うわ!MEGA MAXに繋がるんだ!これでスーパータトバも手に入るし、映司は絶対大丈夫だ!俺達が望んだいつかの明日は絶対に来る!!」
普通ならこう感じるものですし、全然それでいいのです。そうやって皆さんの心が少しでも救われることに意味があるのだから。
でも私は厄介なオーズオタクなので、どうしても辻褄を合わせる為に本記事で語ってきたような仮説を考えてしまうんですね。そもそも辻褄合わせられてないですが。
この仮説に辿り着くにも、毎日何時間という時間を費やしました。アンクに言わせりゃ、ただの馬鹿です。
しかしそれ程までに私にとって映司とアンクが大きい存在だったんだと、改めて気付かされました。
それもそのはずです。オーズだけで2年間、YouTubeでほぼ毎日投稿を行い、その後も自分で小説を書いてずっと向き合ってきたのですから。
でもこうやって没頭できる何かがあるというのは凄く楽しいなと、この記事を書きながら感じていました。
私はこれからもオーズと、映司やアンクと、そして復活のコアメダルと向き合っていきます。
その中でまた何か新たな気付きがあった時や、何か新たな物語が紡がれた時に、私はまた今回のようにオーズの世界観にのめり込み、そして発信をしていくのでしょう。
それもまた、私の欲望なのかもしれませんね。
最後に、今回の記事の内容をまとめた図を載せておきます。小さい字なので読みにくいと思います。その場合は画像をタップして、右上の三点リーダーから保存して下さい。
それでは今回はこの辺で終わりにしたいと思います。長々とお読みいただき、ありがとうございました。
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