多分これは今までと、これからのお話(さなのばくたん-ハロー・マイ・バースデイ感想)
こんにちは!ステラと言います。
みなさん『さなのばくたん。 -ハロー・マイ・バースデイ- Powered by mouse』は見ましたか?私は感情ぐちゃぐちゃにされました。みてないかたはチケット、買おう!!!!!4月2日まで見れます。
https://www.zan-live.com/live/detail/10263
まぁこれ読んでる人は大概名取さんのファンだと思うのですが……。まだ見てないマイフレンド、頼むから見てくれ。俺が喜ぶ。
イベントから数日たち、だいぶ自分の中の感情を落ち着かせることができましたので、最近の私の名取さんに対するイメージやら、イベントの、主に後半の部分にかけての感想をつらつら書いていこうと思います。いつものごとく、少し重たい話になってるかもです。ご注意を。
イベント開始前(最近の夢の話)
実は最近夢を見まして。内容は「名取さんの卒業をフォローしている絵描きのせんせえのツイートで知る」というものでした(実は結構前にも同じ夢を見ていた)。あまりの恐怖すぎてバカクソ泣きながら起き(枕びっしょびしょでワロタ)、寝ぼけながらツイッターで『名取 卒業』と検索しました。全然そんなことなくて安心して再度眠りについた記憶があります。
そんな出来事があった直後なので、イベント前日に「名取が卒業したらどうなるんだろうか」とかめちゃくちゃ考えておりました。お誕生日が翌日に控えてるっていうのになに変な妄想してんだ、オタク。
だからこそ、すべての別世界線の名取を納得させた後、元の世界に戻ってきた名取が「せんせえとちょっと話でもしようかなと思います!」って言いだしたとき、無性に不安に駆られてしまったのです。
この子、やめたりしないよな?って。
イベント終盤の話
名取さんが今までの話をし始めてから(誕生日についての話をし始めてから)、だんだんとその不安が強くなりました。感謝と、うれしさと、不安。いろいろな感情が混ざって、泣きながら名取さんの話さを聞いていました。
まぁその後の告知を聞いて全然そんなことないなって思って笑いましたね。「これからもともに歩んでいきましょうね!」って言ってくれたり、ちゃんと話を聞いていればこれからも続くよってことをちゃんと伝えてくれていましたね。
そんな風に思っていたら、突然のあの子が登場しました。
「本当はナースじゃない」「自分ばっかりいっつも楽しんでいて」「なりたいからふりをしている」「何年もみんなを騙している」「本当はここにいる資格はない」
これを聞いた瞬間、本当にボロ泣きしました。
イベントが始まる前から、今まで断片的に進んでいた名取さんのストーリーが今回のイベントで進むかもしれないということは考えていました。5周年といういい区切りであり、1回目の誕生日イベントで進み、2回目では特に何もなく。じゃあ3回目である今回でまた進む可能性はあるなと思っていました。ただ、まさかここまでちゃんと名取さんの本心が明かされるとは思ってなかった。
僕は、名取が楽しそうに、幸せそうにしている姿を見るのが好きなんです。だから、名取の考察要素は実はあんまり好きじゃなかった。今までのあの子は、楽しそうじゃなかった。幸せそうじゃなかった。そんなあの子を見るのが怖くて、つらくて、目を背けていた。名取はあの子なのか。あの子が夢見て、演じている存在が名取なのか。あの子が迎える結末がどんなものなのか、それを知るのが怖かった。最後がわかったら、あの子が、名取がいなくなってしまうような気がして。
『ゆびきりをつたえて』
でも、そうじゃなかった。ここで終わり。なんて悲しいお話ではなく。これは、これまでの名取と、これから歩みだす名取の歌でした。彼女が語った通り、約束でした。せんせえと、名取の。そして、あの子と名取の。これからの、彼女の在り方を告げる、新しい約束。とってもいい曲でした。
「誰も怒ってないのに このまんまじゃ駄目な気がして 言葉を飲んでは 息を吐き出して」「『なれるはずもない夢』のことを 絵空事じゃなくしたい」
この曲で名取が話していること、私にも刺さるなって思いました。
私はずっとずっと、何者かになりたいと思って生きてきました。絵を描ける、音楽をできる、創作系で何かができる、そんな人間になりたかった。そして、私も昔に好きな子と、約束をしていたんです。「やりたいことがある方、踏み出してみましょう?」と、そういう頑張る約束を、していました。
でも、僕は約束をしたのに、結局未だに何かができる人間にはなれず、何者かになるための努力もせず、仕事で疲れてるだとか、眠たいだとか、やる気が出ないだとか。そんな言い訳ばかりで、努力をせず、毎日をただ空虚に過ごしているだけだった。大事な大事な約束だったのに、数年たって今の私は結局何もできない人間で。自分で自分を許せなくて、でもそれでも踏み出すことができなかった。
だからこそ、僕が叶えられなかった約束を結び、前へ進んでいく彼女は、とても眩しく見えた。
確信を持って言える。名取は、すごい人なんです。なりたい自分になるために努力することができるって、なかなか簡単なことじゃありません。ましてやあんなにも葛藤しながら、罪悪感を抱きながら、それでも進んでいる。進めている。本当にすごいのです。僕にはできなかったから。
そして。何物にもなれず、努力もできなかった僕が、なりたい自分になるために頑張る貴女を見ることで、何者かになれたような気がして、救われていました。僕はいつも名取に救われている。本当にありがとう。
多分今、このイベントを通して、名取さんは新しい名取さんとして生まれたんじゃないかなって思っています。過去を、今までの自分を受け入れ、新しい、これからの名取さなを。名前の通り、さなのばくたん。なんだと思います。
僕は、これからも、彼女のことを。ずっとずっと、応援していきたい。
そしていつか、僕もなりたい自分になれるように、頑張りたいと思います。長く時間がかかったとしても、いつか。
大好きです。本当に、お誕生日おめでとう。