Day169　今日は自分が行う「防御」がどんな現実を作り出しているかを確認しながら一日を過ごしてみる。

『グッドバイブス 攻撃のないコミュニケーション』

「防御を手放す」という課題は過去に何度も登場しています。

このメソッドには、身体と心にいい影響をもたらすだけでなく、人間関係のあらゆる悩みから解放されるなどの絶大な効果があります。

けれども「赦す」と同じように、やってみるまではメリットをまるで実感できないうえに、自分だけが損をしたり危険なめに遭ったりするような懸念を伴うことも事実です。

そこで今日は、私たちの「防御」がどんな現実を作っているのかを確認しながら、そのデメリットに気づく一日にしましょう。

まず、あらゆる防御策を講じるためには、かならず次のプロセスを経る必要がある点に注目してください。

① 未来に起こるであろう「望ましくない何か」を想像する。
② 具体的な防御策を考える。

私たちの思考や想念にはすさまじい創造力があります。

それは「このように見る！」と意志したとおりの現実を見る能力にほかなりません。

思い浮かべたものが物質化されなくても、当事者がリアリティーを感じるにはこれで十分なのです。

このことを踏まえて、①の想像だけでもかなりのパワーが発揮されるところに、実際の行動が伴う②の防御策が加わるとどうなるかをイメージしてみてください。

この時点で、頭で考え出した「望ましくない何か」は、その人にとっての紛れもない現実に変わっていないでしょうか？