Day109 今日はあらかじめ答えをもたずに手ぶらで起きたことに対処してみる。
私たちは本当のことを何も知りません。とくに、次の4つについては、基本的に知るよしもないと言っていいでしょう。
① 未来がどうなるか?
② ある出来事がいつ誰にどんな結果をもたらすか?
③ 他の人が何を感じ、どう考えているか?
④ 自分とはどんな存在か?
にもかかわらず、私たちは何かが起きる前に最善の対策を考えておこうとします。
その理由は、もちろん「あらかじめ答えをもっていなければ、厳しい現実に対応できない!」とかたくなに信じているからです。
ところで、先の4つについて本当のことを知らない私たちは、何をよりどころに「答え」を出そうとするのでしょうか?
おそらく、先人たちは次のような荒技を発見したのだと思います。
「わからないのなら、もっとも望ましくない事態を想定しておけば、何があっても対応できるじゃないか!」
①から④までに、最悪の未来、ひどい結果、悪いことしか考えない他の人々、そして最弱の自分をそれぞれあてはめておけば、盤石の体制が築けるという発想です。
たしかに、これなら、やるべきことが極めて具体的になり、努力するポイントも明確になった感じがします。
思考が活躍する場面も多く、頭のいい人ほどこのやり方を大歓迎したくなるでしょう。
こうして「つねに思慮深くあるべし!」という教えのもと、私たちは現実よりも頭で考えることを信じるようになりました。
今日は、この「人が作り出したおかしな戦略」の真逆を行くことにしましょう。
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