Day381　「今日、私は未来を作らない！」

もしかしたら、あなたもそうくるだろうなと予想したかもしれません^^

昨日に続き、今日はもうひとつの架空の時間「未来」から解放される課題にトライしましょう。

私たちは、人生には「過去」「現在」「未来」の3つの時間があり、それぞれ次のような役割があると教えられてきました。

未来：目標や夢、達成したいことを置いておく時間。
現在：未来の目標や夢を実現するために努力する時間。
過去：自分の行動を振り返って反省する時間。

受験勉強でいえば、まず、志望校に合格という達成したいことを「未来」に置きます。次に「現在」を、その夢を叶えるために努力する時間と捉えます。もし、途中でサボってしまったら、その「過去」を振り返って反省することもあります。

そんな日々を送っている受験生に「あなたがしあわせを感じる時間はいつか？」と聞けば、当然、

「志望校の合格通知をもらうそのときです！」

と答えるでしょう。

つまり、過去と現在と未来をすべて実在する時間とみなし、それらが帯状に続く様子をイメージしながら暮らす私たちにとって、あらゆるお楽しみは「未来」にあるということです。

そういえば、私も子どものころ、親や教師からことあるごとに「いま遊んでしまうと、将来はしあわせになれないぞ！」と叱られ、イソップ寓話の『アリとキリギリス』の話を聞かされた覚えがあります。

何としても、今日はこの教えには、巧妙に隠された大きなウソがあることを見破りましょう。

昨日も書いたように、未来は私たちが頭で思い描く概念であって、実際には存在しません。その「無い時間」に何かを感じるのは絶対に不可能です。