Day357　「私はすでに完成している！」

今日は、あなた自身を次のように捉えて一日を過ごしてみましょう。

「私はすでに完成している！」

やや受け入れがたいかもしれませんが、私たちは成長したり進化したりしないということです。

なぜならば、

「すべての人の価値は生まれながらに最大」

だからです。

これは「生産性ゼロの状態で生まれ、スキルや知識や経験を身につけることで価値が高まっていく」という成長志向とは真っ向から対立する考えです。

では、私たちが言う「成長」とは何でしょう？

たとえば、勉強をそっちのけでオンラインゲームに夢中になっている小学生の子どもが、世界一のスコアを叩き出したのを見ても、ほとんどの親は「この子は成長したなぁ」とは言わないでしょう。

でも、同じ子どもがゲームのプログラミング大会で世界一になったとしたら「立派に成長してくれた！」と喜ぶはずです。

あるいは、その子のゲーム好きが高じて、高校生にしてネットの裏カジノで荒稼ぎする著名なギャンブラーになったとしたらどうでしょう。両親は彼の成長を認めるでしょうか？

つまり、成長という概念には、

「親や組織や社会が望む姿に」

というただし書きがついているということです。