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Day395 「今日は不測の事態に備えない!」

昨日の【Day394】で「計画とは過去の自分が描いた過剰な欲望にすぎない」と書きました。

じつは、私たちの計画にはたいてい、もうひとつのやっかいな要素が盛り込まれています。

それが、

「最悪の事態を想定した備え」

ではないでしょうか。

もっとシンプルに「不安」と言い換えてもいいでしょう。要は、未来に遭遇する危険を予測して、そのリスクヘッジを自分にやらせておけば安心できるという発想です。

これをやるとどうなるかは「海外旅行に持っていくもの」を想像すればすぐにわかります。

旅行のあいだ、わるいことはいっさい起こらないと確信している人のスーツケースは、自然と軽量になります。

なぜならば、そこには「いつも使っているもの」しか入っていないからです。

わざわざ持ちものリストを作る必要もありません。

「朝は歯を磨いて、顔を洗い、ヒゲを剃って、化粧水をつけて、新しい下着をはいて、服を着て……」

のように、ふだんの生活を頭に描きながら、絶対に使うものだけを詰めていけば荷造りは完了します。

当然ですが、そこから「最悪の事態」をひとつ想定するたびに、その人にとっての必需品は増え続けていきます。

「折りたたみの傘は欠かせない。頭痛に備えて薬も忘れずに。和食が恋しくなったときのためにインスタントの味噌汁とカップラーメンも入れておこう。そうだ、ミュージカルの席がステージから遠い可能性もある! たしか、オペラグラスがあったよな……」

なんとなく、昨日の「欲望」の話に似てきたと思わないでしょうか。

今回の計画は、旅行に行く前の自分、すなわち「過去の自分」が抱いた不安にほかなりません。

そして、家を出てから旅行を経て帰宅するまでの自分が、その都度「現在の自分」になります。

本当に使うかどうかわからない荷物でパンパンになったスーツケースを、汗を流して持ち運ぶ姿はまさに、

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