Day114　今日は「苦手だからやりたくない」のではなく「やりたくないから苦手意識をもとうとする」という逆転の構造に気づいてみる。

実行することが不可能と判断したものは「できない」のであって、私たちは、けっしてそれを「苦手だ」とは言いません。

つまり「苦手」と表現した時点で、それが「できる」ことはすでに確定していると考えていいのです。

では、私たちにとっての「苦手」とは何でしょう？

おそらくそれは、

「自分ではどうにもならないことにしておきたい！」

という、私たちが得意な防衛の手段なのだと思います。

たしかに、不都合なことをDNAや性格や生まれもった能力のせいにすることで、やや救われる感じはするでしょう。

けれども、それと引き換えに、問題を解決する可能性はほぼ確実に消えてしまいます。

私は緑の本の冒頭でこのメカニズムに触れ、

「あなたの創造力はあなたの意志によって生まれます。中略。ここに、いったんは自分の外側に置いてしまったしあわせの条件を、もう一度あなたの手に取り戻す糸口があります」

と書きました。

無意識にやっていることも含めて、

「自分が目にする世界は、すべて自分自身の意志によって創り出している！」

ということです。

まずは、このことを踏まえたうえで「苦手」の定義を次のように変えてみましょう。