Day375　「人生に無駄なことなどひとつもない！」

昨日、誕生日を迎え、私も還暦と呼ばれる年齢になりましたw

いま、元気にこの連載を書いていられるのも、いつも応援してくださるみなさんのおかげです。本当にありがとうございます！

今日は、日ごろの感謝を込めて、緑の本『グッドバイブス ご機嫌な仕事』にも書いたこの言葉を贈ろうと思います。

「人生に無駄なことなどひとつもない！」

じつは、私は10代のころからそうじゃないかと予感していました。

でも、当時の私が同じ言葉を述べたなら「若造が何をわかったようなことをぬかしてやがる！」と一笑に付されたでしょう。

いま、実際に60年を生きてみて、やはりこれは真理だったと確信を強めています。

受験に失敗して偏差値37の高校に行き、不良やワルたちが抱える心の葛藤を見ていなければ「人の本性は愛である」と気づかなかったでしょう。

32歳のときに音楽に挫折して、生きる気力がゼロになるほどの絶望を味わわなければ、特別でありたい欲求や、未来の不安を原動力にしてはいけないと思えなかったでしょう。

約2年のあいだ、朝から晩までギャンブル漬けの生活を体験したおかげで、自分にとってもっとも苦しい状況とは「誰にも必要とされないこと」だと気づけました。

誰かれかまわずキレまくり、関係を壊しまくっているうちに、何度も窮地に追い込まれました。

でも、そのたびに新たな出会いに助けられ、同時に「現実ならなんとなかる」というすごい法則も学びました。