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展望は開けると信じて
これまでの私のブログ活動歴を振り返ります。2017年秋にヒキコモリ、精神疾患を主題にブログ(無料ブログを利用)を開始し、2018年に、イジメ、体罰、虐待を主題とした別のブログ(ワードプレスを利用)も始め、2019年3月にヒキコモリのブログをそれまでの無料ブログからワードプレスに移行、同年、7月にはイジメのブログと統合し、今年、秋になってから活動の場をnote.に移行し、現在に至ります。
イジメ、体罰、虐待、少年事件、荒れた学校、DV、精神疾患、ヒキコモリ、不登校、生徒による対教師暴力、子どもから親への暴力、兄弟姉妹間のイジメ、一人親世帯、低所得層.....ブログの執筆を通じて、私の理解が深まるにつて、様々な負の現象がどれもつながっていることが見えてきました。
なにかしら学校での事件、報道があると「金八先生みたいな人がいてくれたら」とのコメントが聞かれることがあります。金八先生、往年の人気ドラマですね、教師が主人公の。しかし、事態の深刻さを知るほどに1人の意識高い人物の活動だけでは限界があるだろうと思うわけです。
意識高い人物の活動に期待する、そうした発想で取り入れられたであろう、民間出身の校長制度は、しかし、概ね、上手くいきませんでした。橋下府政の大阪でも何名かの民間出身の校長の導入が試みられましたが、多くは短期間に辞めていきました。また、広島の県立高校では民間出身の校長が赴任から1年で自裁しています。背景には部下の教員達との確執があったとか。
イジメはどういった条件下で起きやすいか。それは、集団があって、そのメンバーを相性に関係なく位置を固定し、その集団で活動を共にし、そこへ強いストレスがかかる、他にはメンバーに力関係があり、閉鎖的な環境で第三者の目がない、こうした条件が揃うとイジメが起きやすくなります。
これは学校に限らず、精神病棟での看護士から患者へ、高齢者施設や障碍者施設での職員から入所者へ、児童養護施設での職員から児童への関係でもあるでしょう。こうした集団のなかで虐待が起きてしまうと、外部からの強力な介入なくては解決は困難です。精神病棟や介護施設だと、その解決は往々にして警察による加害者の逮捕という形を取るでしょう。
学校でのイジメに関して言えば、まずはイジメが起きにくい環境をつくること、併せて、解決のために、警察とは別に法執行機関を設けること。そうした方向で私は考究を続けていきます。だからこそ、「個人の資質の追及に終始せず、組織や制度の在り方に言及します」を私はツイッターアカウントに掲げているわけです。
家庭における虐待も同様です。個人の資質を責めない。母親が幼い我が子を自宅に残し、遠方の恋人のもとへ行き、数日間、自宅を空け、家に残った幼児が衰弱死する、そうした痛ましい報道が今年も繰り返されました。ニュースサイトのコメント欄は母親を責める論調が目立ちますが、責めるだけでは何も改善はしないでしょう。
家庭における虐待を防ぐ、そのために「育児を集団化する」、それが私が唱える方策のひとつです。親の素行がどうであろうが、親に虐待をさせない、そのために、育児専業の職員が常駐する施設に多くの幼児のいる世帯が入所する。その世帯にはまず、10代で出産したシングルマザーを優先すべきでしょう。どころか、入所を義務化したほうがいいかもしれません。
虐待もまた、警察に類する機関の介入が必要でしょう。児相(児童相談所)の現行の組織では到底、対応できないのですから。また、虐待はDV案件とも重なることが多いので、女性を安全圏へ移し、離婚の手続きをとり、女性の生活の再建を支援しつつ、DV夫(虐待父)への対応も必要でしょう。
妻へのDV,子への虐待をする男にはカウンセラーがついて、心の回復をはかるべきです。このあたりは、精神医療の役割ですね。同時に複数のカウンセラーと警護にあたる数人の職員とで1人の憤る男に対応する。これはイジメ加害生徒やその親、生徒へ暴行を繰り返す部活顧問にも応用が利くでしょう。
イジメや虐待に関して、おおまかな対応法は見えてきました。すると、これを具現化するにはどうすればいいのか。あいにく、私は弁護士、議員、首長、教授、評論家、ジャーナリストといった世の中に影響を与える仕事のどれにも該当しないニートなこたつライター(取材をせず自宅で執筆を完結する)です。なのでこれからも「ボクの考えた最強の教育制度論」を細々(ほそぼそ)と発信し続けていくしかないのでしょうか。
YouTubeによる発信も考えましたが、今の私にはまだそんな気力もなく。しかし、今と同じことをただ、この先も続けていくだけでは成長がありません。何かを考え、何かを始めねばならないのでしょう。
コロナ禍とそれに伴う未曽有の不況に見舞われた2020年ももうすぐ終わろうとしています。来年もオリンピック、コロナ、永田町の動向と連日の報道を注視する日が続くでしょう。今は最も苦しい時期なのだと、そう思い、この時期を乗り越えれば、展望は良き方向に開けると信じ、今年の記事の執筆を納めます。
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