埋もれたロック名盤など…#1
Camel/The Snow Goose
キャメル/スノーグース(白雁)
1975年リリース
僕は小6で音楽に目覚めギターも弾き始めました。
やっぱりビートルズから入り、それはそれは勉強もせずどっぷりロックを聴きまくってました。
マジで古めかしいステレオの前に正座して。
当然ですがレコードは宝物でしたね。
ビートルズを聴きピンクフロイドを聴きTREXに行きその後マーシャルタッカーバンドを聴くという変わった子だった様な気がします。
情報は勿論インターネットなんか有りませんから大半はMUSIC LIFEからですよ。
みーんな写真。
動いているビートルズをテレビで観た時は興奮しましたね!
そんな想いの中での自分なりに掘り出した名盤を幾つか綴ります。
セールス的にも成功していないのも有ります。
日本人ならではの無節操さ故のセレクトになりますが僕はやはりメロディと雰囲気が良い音楽が好きなんだと思う次第です。
第1回は、1975年リリースの
キャメル/スノーグース(白雁)
です。
ポール・ギャリコの短編小説『白雁』を奏でたキャメルのサードアルバムです。
ビートルズやビーチボーイズ辺りから生まれたコンセプトアルバムの制作アプローチはこの時代の流行りでしたね。
特にヨーロッパのプログレッシブロック系のバンド達には格好の制作根拠だったのでしょう。
先の小説で展開される絵巻?が投影されたアンサンブルが素敵に広がります。
ちょっと冷やかで綺麗だけど重い空を飛ぶ白雁の姿が自然に現れます。
要はギターのアンディ・ラティマー。
プログレッシブ系のギタリストはイエスのスティーブ・ハウに代表されるちょっとジャズっぽいバカテクギタリストが多いです。
しかしながらこのアンディ・ラティマーはどちらかというとピンクフロイドの神デビット・ギルモアに近い歪んだペンタトニック系っぽいのフレーズで鳴いています。
切なくて綺麗な整ったメロディを奏でます。
きっとブーストされたレスポールでしょうね。
高校生の時組んだバンドで完コピしてやってみたことが有ります。
想像と違ってなんとも味気ないインストハコバンなサウンドになってました。
やっぱりテク無し日本人には無理な世界なのですね。
今もたまに真面目に聴きかえします。
ほんといい音‼️
そしてやっぱり白雁が綺麗に飛んでいます。
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