埋もれたロック名盤など…#2

Status Quo / On The Level
ステイタス クオ / オン ザ レベル
1975年リリース

中学生のある日、希少なTVライブ番組で遭遇したのがこのイギリスのバンド、ステイタスクオ。
ゴリゴリのギターバンドでひたすらハードブギをやっています。
ステージを3人がひたすら動き回るのですがそのカールコードが一切からまない！
あれは絶対立ち位置やフォーメーションを練習していたのでしょう。

何しろStatus Quoの意味は「現状維持」
60年代後半にハードブギバンドにコンセプト変遷してから何と今も現役なのです。

「みーんな同じ曲に聴こえる」
なんてよく言われますが、とんでもない！
秀逸なメロディ
キャッチャーなリフ
そしてスピード感のあるコーラスワーク。

このアルバム辺りはある意味全盛期で、
Hello! (1973年) 全英1位
Quo (1974年) 全英2位
On The Level (1975年) 全英1位
Blue For You (1976年) 全英1位
とイギリスのトップバンドとしての位置を確立したのです。

実は私1975年初来日ライブを観に行ったのです。
いやあ、格好良かったですよ！
カールコードは見事に1回も絡みませんでした。

前座は金沢のGREATFUL DEADこと”めんたんぴん”
「俺らは日本語のロックをやっていきます〜！」
「勝手にやれ〜」
この日本のロック創生期なやり取りをいまだに覚えています。

フロントスターはやはり
フランシス・ロッシ (Francis Rossi)
がしっと足を開いてひたすらブギを刻み唄います。

アメリカでまったく成功しませんでしたが良いのです・・・。

60年代から基本やっていることは変わっていません。
多くのメンバーチェンジがあり亡くなった方もいますが、ここまで変わっていないのはカッコイイ。
フィルは一発スネアだけ！

今でもロッシは足開いてブギを刻み唄っていることでしょう。