お片付け|お部屋の”あか抜け度”が変わる!第一印象を決める色使いのコツ3選
人の第一印象は、3秒で決まってしまうといわれています。
メラビアンの法則によると、
・視覚情報…55%
・聴覚情報…38%
・話の内容…7%
で、第一印象が決まってしまうのだとか。
やっぱり、見たときの印象って強いのですね。
では、お部屋の第一印象の場合、どうなるでしょう?
■視覚情報は何%か
お部屋の印象も、やはり入った瞬間に目にとびこんでくる情報が強いと思います。
空間を認識するとき、五感がフルに働きますね。
その五感の割合のうち、87%を占めるのが「視覚」です。
さらにですね……
その視覚情報のうち、80%を占めるのが「色の印象」なんです。
「なんでだろ、片付けたのにお部屋が散らかって見えるな~」
と思うときは……
実は「色に統一感がない」というパターンもあるんです。
逆に言えば、色さえ気を遣っていれば、多少モノが多くてもまとまってみえるもの。色選び・色使いをマスターすれば、お部屋をあか抜けさせるのも簡単にできちゃうんですよ!
■コツ①テーマカラーを決める
まずおすすめしたいのは、お部屋の「テーマカラー」を決めること。
「好きな色なんてないよ」と思う方でも、大丈夫。
「ホテルライクな雰囲気にしたいな」
そのイメージするホテルライクなお部屋では、どんな家具を使っているでしょうか。木材の色は?カーテンの雰囲気は?
スタイリッシュな感じですか?それとも、重厚感があるクラシカルな雰囲気ですか?
例えば同じ『木目調』家具でも、『どの色合いの木目調』を選ぶのかが大切。壁の色やファブリックの色合い。ちょっと違うだけでも雰囲気はガラリと変わります。
テーマカラーが決まったら、あとは「そのカラーになじむもの」を自分らしく取り入れていきましょう!
私は、同一トーンに反対色をチョット入れるのが好きですね!
■コツ②トーンをそろえる
ものが多くても、好きな色が多くても……
まとまって見えるおすすめのパターンは、「トーンをそろえる」ということ。
明度と彩度が近いものたち。
グレースケールにしたとき、ほぼ同じグレーになってしまう仲間たち。
色がたくさんあっても、トーンがそろっていると自然とまとまって見えるんですよ。
vitraのツールボックス、これも双子用にグリーンとピンクですが、グレースケールにすると同じトーンです。
私は日本色研のカラートーンサークルを使っています。
これがあると、「なんだか落ち着かない印象だったけれど、この色だけトーンが違ったんだ!」ということに気づけるんです。
■コツ③エリアごとに分ける
よく、「子どものおもちゃが散らかって……」というお悩みをききます。
子どものおもちゃが浮かないよう、すべてモノトーンでそろえているお宅もあるくらいです。でも、なかなか現実的ではないですよね。
ポイントは、「カラフルなものは、カラフルなものたちとまとめる」こと。
個々の個室ごとにテーマを決められればいいですが、これも現実には難しいかなと思っています。
だからリビングなどの大きなエリアの中に、小さな「おもちゃエリア」をつくるんです。リビングの一角、「ここだけ」と決めたエリアだけに、カラフルなおもちゃをまとめておきます。
全体に散らばると、うるさい印象になってしまいます。
「片付ける場所はここ」と設定し、そこからあふれでない量におさめる、ということがポイントです。
あふれださせないためにも、「適正量だけにする」「今、使っているスタメンおもちゃだけをここに置く」など、最低限のルールがあるといいですね。
■色を味方につけておうちをかわいく
色にこだわりをもって暮らしを整えると、同じ間取り、家具配置でもだんぜんあか抜け度が変わってきます。
「昔からある家具を使っているので、なかなか部屋が整わない」
というときも、「似たような色の家具をまとめる」「部屋ごとに近いジャンルにまとめる」などをしてみると、ちょっと印象が変わってくるかもしれません。
あとは、DIYしちゃうというのも手ですね♪