お片付け|脳タイプ4パターンで判別!自分に合った「片付け方」を見つけよう
私たちの行動に大きくかかわるのが、脳です。ざっくり分けて、イマジネーション豊かな右脳系、理論的な考えが得意な左脳系などが分かりやすいですね。
今回は、そんな「利き脳」によるお片付けのお話。自分のクセを把握して、お片付けしやすい家を目指しましょう♪
■あなたの「利き脳」はどっち?
右脳は感覚的なもの、イマジネーションや直観力、芸術性に優れているといわれます。対して左脳は、理性的に物事を考え、分析力や論理的な思考が得意であるそうです。
お片付けに関しては、このような傾向があるようです。思い当たる節はありますか?
【右脳】
・自分の見える範囲にものを置いておきたい
・ファイリングや書類の整理はあまり得意ではない
・物事を先延ばしにしたり、予定時間をオーバーしたりしてしまいがち
【左脳】
・毎日コツコツと物事を進めることができる
・事前に計画をたて、予定通りに進めることが好き
・ひとりで作業するのが好き
同じようなことを伝えたり考えたりするときも、「利き脳」によって全く違う捉え方や表現をするものです。もちろん、その「利き脳」によって、受け入れやすい、得意な片付け方も違うのです。
まずは自分の利き脳をチェックして、自分にとってやりやすい・キープしやすいお片付け方法を探してみましょう!
■ものを探すときに使う「インプット脳」
まずは、「インプット脳」について調べてみましょう。インプットとは文字通り情報を取り込むときの利き脳で、ものを探すときに使われるそう。
まず、両手の指を組んでみてください。
そのとき、どちらの手の親指が下になりましたか?
右手の親指が下なら「インプット:右脳タイプ」
左手の親指が下なら「インプット:左脳タイプ」
■ものを片付けるときに使う「アウトプット脳」
次は、「アウトプット脳」です。これは情報を伝えたり行動したりするときに使う脳で、ものを元に戻すときに働く利き脳です。
体の前で腕を組んでください。
そのとき、どちらの腕が下になりましたか?
右腕であれば「アウトプット:右脳タイプ」
左腕であれば「アウトプット:左脳タイプ」
このインプット・アウトプットのバランスで、お片付けの方法がぐんと変わります!次に、この4パターン別にそれぞれのおすすめ片付け方法を紹介していきますよ。
■利き脳タイプ4パターン!おすすめお片付け方法
【インプット:アウトプット/右右タイプ】
感覚重視のアーティストタイプ
美的感覚に優れた、感覚重視の脳タイプです。理論的なお片付け方法よりも、イメージでとらえたほうがうまくいきます。ひとつひとつキチッと置き場所を決めるよりも、カゴなどにざっくりしまう方がお片付けしやすい傾向です。ものを分類するときも、「お気に入り」「大好き」「その他」など感覚的なワードでイメージすると分かりやすいかも。
ものを戻すのが苦手なので、片付けるときはパッと見で内容が分かったほうが◎。箱にしまうもののイラストを描いたり、色分けしたりするのもおすすめ。しまう場所が直感的にわかるようにしておくと、お片付けも継続しやすくなります。
おすすめ収納
パッとしまえてパッと出せるワンアクション収納
ひと目で分かりやすいイラストやラベリングも有効!
【インプット:アウトプット/右左タイプ】
ビジュアル重視の完璧主義
自分で仕組みを整えて、きちんと分類してお片付けしたいタイプ。完璧主義で見た目をきちんと整えたい気持ちがあるので、統一したケースなどをあらかじめ用意しておくと、がぜんやる気もわいてきます。理想が高く、やりだすと細かいところまで気になってしまいがちなので、まずはここだけと決めてからスタートしてみて。
ただ、感覚的にものを探すタイプなので、あまり収納を細かくしすぎると面倒に感じてしまうことも。コツコツとした整理整頓よりは、若干ざっくりとした片付け方のほうが無理なく継続できます。
おすすめ収納
機能性・ビジュアルが整うシンプル収納
シリーズタイプの収納ケースなどをうまく使って!
【インプット:アウトプット/左右タイプ】
こだわりの強いマイルール派
体を動かすよりも頭で考えたり情報収集したりするのが得意で、こだわりも強いタイプ。人と同じルールではうまくいかないこともあります。論理的にとことん考えたうえで、お片付けに関しても「色別に分ける」「○個以上増やさない」など独自のマイルールを作っておくと、モチベーションが保ちやすくなるはず。
シンプルすぎる収納は味気なく感じることがあるので、マスキングテープなどで好みにアレンジすると気分が上がるかも。また、見えないところにしまうと忘れてしまいがちなので注意しましょう。
おすすめ収納
合理性のある収納
「自分が見て分かりやすい」収納であれば、ルールは無用!
【インプット:アウトプット/左左タイプ】
管理が得意なスマートタイプ
情報収集能力・管理能力に長けたこのタイプは、お片付けも効率よく進めることができます。細かいラベリングやカテゴリー分けも得意。「1ヵ月の使用頻度は何回程度」など、ライフスタイルを数字に置きかえるとよりお片付けしやすくなります。
ただし、スペースを把握するのは苦手なので、広い物置などをうまく使いこなせず、ものを詰め込みすぎたりバランスが取れなかったりする面も。ルーチンワークが得意なので、一度しっかり仕組みを作っておけばキープすることができます。
おすすめ収納
機能性を重視した小分け収納
迷ったら仕切って!ものの定位置は細かく分けて決めるのがベター
■ここをベースにして、自分らしい収納を探そう
一般的に、生まれついての利き脳の働きは約3割、その後の経験やライフスタイルによって7割が決まるといわれています。そのため、今回ご紹介したパターンが「自分にぴったり合致する!」という人ばかりじゃないことも確かです。
ちなみに、私はこだわりの「左右タイプ」です。あんまり自覚ないですけどね。
でも、まずは基本を知っておくことで、そこからお片付けの方向性が見えてくることもあるはず。まずはベースの利き脳を知って、自分らしいお片付け方法や収納を見つけてみましょう!