やめる家事|「ECRS(イクルス)の原則」で家事をアップデート。毎日の行動をもっと効率よく!
「ECRS(イクルス)の原則」とは、業務改善に役立つフレームワークのこと。
E(Eliminate)=なくせないか
C(Combine)=まとめられないか
R(Rearrange)=置きかえられないか
S(Simplify)=単純化できないか
これら4つの頭文字をとって名付けられています。この手順に沿ってひとつひとつ業務を見直していくことで、効率をアップさせることができるんです。
これは仕事はもちろん、家事の見直しにも使えます!
■「ECRSの原則」に従って家事を可視化!
まずは、1日のなかで自分が行っている家事を書き出してみましょう。全部書き出すのが難しければ、苦手な家事だけ書き出してみるのもOKです。
この原則を使って家事を見直すと、現状の課題・解決策も見つけやすくなりますよ。
E…「はぶける家事はないか」
まずは固定観念にしばられず、「やめられないか」を考えてみましょう。毎日やっていることでも、頻度を落とすという選択はとれますね。また、自分では気づいていないけれど、実はやらなくてもいいものや、手間をはぶけるものが見つかることもあります。
例)
・下処理済みの食材を買って、料理の手間をはぶく
・素材を変えて、アイロンの頻度を減らす
C…「まとめられる家事はないか」
なくせないなら、まとめられるものはないでしょうか。書き出してみると、同じような行動を1日のあちこちでやっていることも。似ている作業や行動があったら、一緒に進めてみてはどうでしょう。それらを一気にまとめてしまうことで、時短につながります。
例)
・朝ごはんのついでに、夕飯の仕込みをすませてしまう
・洗濯機の近くに洗濯グッズを集めて、動線を短くする
R…「置きかえられる家事はないか」
まとめられなくても、家電に任せたり、外注したりできるものはないでしょうか。「やること」自体はなくせなくても、自分以外の人やモノに頼るという方法で、効率化をアップさせることができます。
例)
・お皿洗いは食洗機を使う
・買い物はネットスーパーでまとめ買い
S…「もっと簡単にできないか」
なくせず、まとめられず、置きかえられなくても、行動をシンプルにすることはできます。また、これまで見直してきた内容を単純化することで効率アップをはかることも可能です。
例)
・メニューを定番化して、買い物や料理の手間を均一にする
・服はたたまず、ハンガーのまま収納する
■我が家の「ECRSの原則」
我が家が取り入れた「ECRSの原則」はこちら。
【やっていた家事】
洗濯機を回すのは1日3回/外または浴室に干す×3/取り込む×3/畳む×3
【なくせないか】洗濯自体はなくせない。干すのはやめられそうだ
【まとめられないか】洗濯機の容量が大きければ、まとめて洗うことで回数は減らせそう
【置き換えられないか】縦型から、乾燥までできるドラム式にしよう
【もっと簡単にできないか】クローゼットを見直して、かけたまま収納できるようにしよう
ということで、ドラム式を購入し、クローゼットも大幅見直し。
今まで個別の部屋に片付けていましたが、ファミリークローゼットに一元化しました。服はまとめてその部屋にもっていき、時間のあるときにしまいます。同じ部屋にアイロンや衣類消臭グッズも置いているので、とりあえず服はその部屋にもっていけばOKという状態です。
■家事のアップデートをしてみよう!
家事を可視化することで、やること・やらないことがぐっと明白になります。これはワンオペ育児の効率改善はもちろん、夫婦で家事分担をする際にも役立つはず。
毎日毎日、家事や育児や仕事、みんな本当に大変です。ルーティンになっていると、その負担に気づけないことも。
改めて可視化してみることで、「自分の時間」が増やせるかもしれません。家事のアップデート、ぜひやってみてくださいね!