時短|自分がラクするために。ズボラ流暮らしの小技
帰ってきて、ついそのへんに置いてしまうバッグや上着……
みなさんも思い当たるふしはないでしょうか。
ダイニングの椅子の背もたれ。
手が届きやすくて、ついものを引っ掛けてしまいますね。
それらを日々集めたり、片付けたり……
もう、それすらめんどくさくなって、そのままになっていることも。
また、バッグや書類がキッチンカウンターの上に置きっぱなしになってはいないでしょうか。
なんでそこに置いてしまうのか……というと、それは「置きやすいから」にほかなりません!
■ものが溜まりやすい場所がある
立った状態で、目から腰くらいまでの位置。
このゴールデンゾーン(ハンディゾーン)は、目につきやすく・手に届きやすい「ストレスなくものが置けてしまう」ゾーンなのです。
そして、そこにものが積もり積もって、どんどんお片付けが億劫になっていく……
それなら、その前に・その場所に・専用の置き場所をつくってしまえばいいのです!
私はとてもズボラ。隣の部屋までバッグを片付けに行ったり、上着をとりにいったりするのもめんどくさいと感じがち。
だからこそ、玄関入ってからの動線上に、必要なものを全部置けるようにしています。お片付けの時短術です!
■手に届きやすい場所に
例えば、帰ってきてリビングに入る前に、上着やカバンを掛けられるフックをとりつけてしまう。石膏ボードフックを使えば、穴は小さくて済みます。補修も簡単にできますよ。
キッチンの横にはメインバッグとエコバッグを掛けられるように。
掛けるだけ・置くだけといった「0アクション」で完了するお片付けは、「元に戻す」という行為をグーンとラクにしてくれます。
ポイントは、「自分が普段歩いている動線上に」つくってしまうこと。
考えなくても、体が動いてしまう仕組みにしてしまうこと。
自分の手が自然とそこにかけてしまうような、ちょうどいい場所に設置してしまうのです。
ポイントは、「今、使っているモノだけを置いてOK」という最低限のルールをつくっておくことです。2~3個溜まってしまうようなら、今は使っていないものをちゃんとしまってあげます。
もし、ずっと使っていないものがあったら……それは手放しの対象に。
バッグだけではありません。テレワークのデスク、キッチンの動線、子ども部屋のおもちゃ収納。「なんだか使いにくいな」「戻しにくいな」という、違和感はないでしょうか。その違和感に気づくことが、第一歩になるのです。
「なんだか使いにくい」をそのままにしていると、戻すことがどんどん億劫になってしまいます。まずはその使いにくさについて、言葉にしたり、文字にして書き出してみたりしてもいいかもしれませんね。
■自分の動きを可視化してみる
家を暮らしやすくするうえで、もっとも大切なのは「自分自身、そして家族への興味」であるなと思います。
自分は、帰ってきていつもどこにものを置いてしまうのか。
どうしてそこに置いてしまうのか。
本当はここにあったほうがいいのに……
だったら、今そこには何があるの?
本当に、それはそこにあったほうがいいのか……
巷には、素晴らしい収納術や、お片付けテクニックがあふれています。
テレビや雑誌では、「これを買えば書類がスッキリ!」「このシェルフがすごく便利!」と、役立ちそうな情報がたくさん。
でも、誰かにとって便利だったものが、あなた自身にもぴったりマッチするとは限りません。
「自分がラクすること」をとことんまで突き詰めるために。
自分自身に興味を持ち、自分についてよく知ることが大切だなと感じています。