ルームスタイリング|木製家具・木目調はカラー選びがポイント【あか抜けるお部屋づくり】
「今あるもので、お部屋をかわいくしたい」
私の行動原理のひとつです。どうしたら、もっと「イイ感じ」のお部屋になるのかな?そのヒントをお伝えします。
今回は、大人気の「木製家具」「木目調」について。
木製家具は手に入りやすく、価格もリーズナブルなものから高級なものまでさまざま。どんなおうちにも木製・木目調家具ってあるのではないでしょうか。だからこそ、なりたいイメージに近づけるためには木製家具をうまく使いこなすのが大切です!
■木製家具のメリット・デメリット
強度があって軽く、加工もしやすい木製家具。木のぬくもりを感じるお部屋は、それだけでリラックス効果も高まりそうですよね。
木の種類や組み合わせ方でさまざまな表情になるのもステキ。とくに、木目は1つ1つ違ってまったく同じ表情を見せるものはありません。
木の香りや肌触りはそれだけで心を癒します。それもそのはず、木材はフィトンチッドという揮発性物質を出しており、これは殺菌・防腐効果のほか、脳内のα波を促して心を安定させる力があるといわれています。
一方で、塗装されていない木製家具は水分が染み込んでしまったり、ひび割れたりしてしまうこともあるので、適切なメンテナンスが必要です。
その分、気軽に取り入れられるのが木目調アイテム。木目を模した塗装や印刷で、家具やフローリングなどさまざまな場面で使われています。
木目調ではフィトンチッドの効果は得られませんが、色味にムラがないぶん、インテリア的な統一感を演出するのに役立ちます。
■木目の色味を統一する
あらかじめ床やドアの色が決まっていることが多いので、そこを基準にするといいですね。
チェアや小物の色味をそろえると、それだけで統一感がアップ。
カウンター・ドア・チェア・奥のフローリングの色味を統一した例。広い空間でもまとまり感が出ますよね。
見落としがちなのが、ソファの足やアートフレームなどの小さな部分。
ここまで色を揃えてあげると、ぐっとあか抜けた雰囲気になります。
もちろん、引っ越しのたびにわざわざ家具を買い替えることはできないですが、リメイクシートなどでカバーするだけでも雰囲気はガラッと変わりますよ。
■多くても2色までにまとめる
お部屋につき2色までならまとまりのある空間になります。もちろん多色使いもステキですが、難易度があがるので迷ったら「2色まで」に抑えておくのがベター。
床の色よりも、家具の色味を濃い目にすると落ち着いた雰囲気になります。
色味が濃くなるほど、クラシカルな雰囲気に。
木目は色味の軽さ・重さによって、カジュアルにもクラシックにも変化します。なりたいイメージに合わせてカラーを選ぶといいですね。
■模様替えのコツは?
今回は無料素材からさまざまな画像をお借りしましたが、イメージしやすかったでしょうか。
今お部屋を見まわして、「なんか木目の色がごちゃついてる…」と感じるなら、壁の色と同じ布をかぶせてカバーしたり、部屋ごとにテーマカラーを決めて移動させたりしてもいいかもしれません。ペイントして印象を変えてしまうというのも手ですね!
今すぐに家具そのものを買い替えるのは難しいですが、「こんなお部屋にしたいなぁ」とイメージするときに「木の色」について考えてみてください。模様替えや新しい家具を買い足すときのヒントになるはずですよ♪