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お片付け|「うちはモノが少ない」の落とし穴3選。おすすめの改善方法はこれ

「うちはモノが多いわけじゃないんですよ」

「でも収まっていないんです」

「だからどこにしまえばいいかだけ、教えてくれれば問題ありません」

というお声をよく聞きます。

でも、モノが多くないのに、どうしてあふれた状態なのでしょう……??

実をいうと、私も昔「決してものは多くない」って思っていたんです。それは一体なぜなのでしょうか。

■キャパシティを越えている

ものが収まらず、床に散らばっていたり、キッチンカウンターに積み重なっていたり……

どんなにものが少ないと感じていても、それは「キャパシティを越えた状態」にほかなりません。


「キャパシティ」は家の収納のことではなく、「自分で管理できる量」のこと。私自身は、ものを管理するキャパがかなり狭いので、持ち物を減らすことで暮らしを改善させました。

「ものが少ない」というのは、何がどこにあり、どれだけの量を持っているのかを把握していることではないでしょうか。ミニマリストさんは、誰が見ても「ものが少ない」ですよね。

■ものが多くないと感じてしまう理由3つ

でも、実際の量に限らず「ものが多くない」と感じてしまう理由はどうしてなのでしょうか。

理由1「昔使った」「いつか使う」が多い

ものはある日突然増えるわけではなく、徐々に増えていきます。なので、キャパオーバーになってしまっていることに気づけないのです。

毎日使うものが散乱してしまっている原因は、本来それらをしまいたい場所に、関係ないものが詰まっているということ。それは「昔使っていたもの」だったり、「きっといつか使う」と思っているものだったり。

本人にとっては「利用価値のあるもの」なので、それはすべて「必要なもの」「使っているもの」だと思っています。

でも、本来それらがなくても生活自体はまったく変わりません。実は、家の中で「今使っているもの」は「だいたい1/4くらい」だといわれているんですよ。

だからこそ、改めて自分が何を持っているのかを見直してみて欲しいのです。今、日常でよく使っているものを一番いい場所においてあげましょう。

理由2「自分のもの」ではない

自分の所有物じゃないモノに対して責任を持つ、ということはなかなかできません。でも、なんとなく誰かのものがずっと置きっぱなしになっている…

リビング・ダイニングといった家族の共有スペースには「自分のものではない誰かのもの」が増えがち。それらが入り乱れて、よくわからなくなってしまうのです。

ものと所有者の関係を、ハッキリさせておく。これはとっても大切です。

そして、期限を決めておく。これも大切です

学校からもらうお便りなど、なんとなくそこに置きっぱなしになり、期限が過ぎてもずっとそのまま……ということになりがち。
1ヶ月に1回、毎週何曜日など、見直す期限を決めて処分をしていかないと増える一方です。

お子さんが大きければ、自分で管理してもらうのもいいですね。「誰が、いつ処分する」というのを決めておくだけでも違います。

理由3「収納がたくさんある」からまだ大丈夫

これも意外と多い理由です。
もともと大きなおうちに住んでいて、空き部屋があったり、物置に隙間があったりすると「まだまだ入る」と思ってしまいがち。

でも、収納はつねにパンパンにしなければならないというルールはありません。


「家族が増えたから、もっと収納の大きな家に引っ越そうか」と、収納スペースの大きさは常に重要視されるものです。

でも、収納が大きければいいというものでもありません。
持ち物の量を見直せば、その分コンパクトな暮らしができることも。賃貸に住んでいるなら、年間の総支出も相当変わってきます。

先ほどもいったように、大切なのは「家のキャパシティ」ではなく「自分のキャパシティ」です。

最近、弟が引っ越すことになりました。独身、希望は職場近くの2DK。

それがある日、「3LDKにしようかな」と言い出しました。なんでも、あと数駅職場から離れた土地を選べば、同じ家賃で3LDKに住めると不動産屋にすすめられたというのです。

ものを置く部屋も欲しいし、広い部屋=ステータスっぽいし……というのが理由のようですが、そこで暮らし改善コンサルタントの姉は黙っていません。

「部屋数が増えるほど、家賃だけではなく光熱費や掃除の手間もかかってくることを忘れないで。物置スペースに2部屋くらい使うつもりなら、もの自体を減らすべき。広ければ広いほど、ものはため込みやすくなる。使わないもののために部屋を用意し、延々家賃を払い続けるつもり?

職場から近いところを選んで通勤時間を減らしたり、その土地で2DKを選んで家賃を減らし、その分を貯金や自己投資に充てたりした方がよっぽど人生豊かになるはずだよ」

おかげさまで、当初の予定通り2DKに決めたそうです。しかも築浅の最上階角部屋。そのほうが、よっぽどステータスですよ~!!

■写真を撮ってみて!

もし、「うちはものが少ないから」と思うのなら、一度部屋の写真を撮ってみることをおすすめしています。

画面で客観視すると、意外と「思っていたよりごちゃついているかも」「ここにもモノが落ちていたんだ」ということに気づけるんです。

写真に残しておくと、ちょっとお片付けが進んだときのbefore→afterも確認しやすいので、モチベーションにつながりますよ!


私も、昔はガチで「うちはキレイに片付いている方」って思ってたんですよ。怖いですね。

「私、このおうちみたいなゴミ屋敷じゃないんで……」的に言われました、ハイ(笑)他人から見ると、そんなもんなんですよね。

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倉田エリ|出版コンシェルジュ
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