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コーヒーの未来に新しいあり方を提案する、2050 Coffeeの挑戦

2024年2月5日、京都・新京極にグランドオープンしたスペシャルティコーヒーショップ2050 Coffee。昨年末のプレオープン以来、その近未来的でスタイリッシュな外観や最先端のタップマシーン導入などで既に注目を浴び、Instagramリールが総再生回数450万回を達成するなど、大きな話題になっています。

2050 Coffee 店舗外観

2050 Coffeeのはじまりや未来へのビジョン、名前に込めた狙いとは? 創業者のYozo(大槻洋三)に、立ち上げの背景などをインタビューしました。


始まりはコミュニティアプリ


——「2050 Coffee」を始めたきっかけは?

KOHIIというコミュニティアプリを作っていたのが大きな起点です。全国のロースターさんを見つけたり、アプリを通してコーヒーを買えたり……そのアプリも、元々は「より多くの人にスペシャルティコーヒーを知ってもらいたい」という想いから始めた事業でした。

様々な課題に直面し、残念ながらサービスは終了してしまったのですが、そこで得た知見、発見、そして改めて感じたオフラインの接点(実際の店舗など)の大切さが、2050 Coffeeの立ち上げのきっかけになりました。

あえてローカライズしない設計の意図


——Kurasuと2050 Coffeeは別のブランドなのでしょうか?

Kurasuは地域に根ざした店づくりをしています。日本全国に何百店舗、というような運営はKurasuのアイデンティティーとは違う。逆に2050 Coffeeはあえてローカライズせず、多店舗展開しやすい仕組みになっています。

あえて色んなところに出店して、色んな方々の目に留まり飲んでいただける……スペシャルティコーヒーにもそういう体験が必要だと考えました。

スターバックスや% Arabicaなど多店舗展開をされている企業を参考に、それをどうスペシャルティコーヒーに落とし込めるか。

そう考えて導き出したのが、パッと目を引く見た目や出店戦略で既存のスペシャルティコーヒーショップとは違う客層にリーチしつつ、タップマシーンなどで統一しやすいオペレーションのワークフローを作る、といったやり方です。

将来的には、スペシャルティコーヒーショップとスターバックスとのちょうど真ん中ぐらいの位置付けになればと思っています。

「バズり」の功罪をどう乗りこなすか

——大衆ウケする、いわゆる「バズりやすい」ような店舗デザインをすることについて、葛藤はありませんでしたか?

Kurasuがあったからできたというのは言えると思います。10年ほどやってきて、しっかりした経験・土台があった。

2050 Coffeeを紹介するインスタグラムのリールが160万再生(インタビュー時点)されて、短期間でたくさんの人に知っていただいたのと同時に、不特定多数の人の目に触れたことで「自動化してバリスタを無くすのか」といったような批判や、バッシングのようなものも経験しました。

いわばブランドの意図が違って伝わってしまったような形ですが、そんな時に、Kurasuの時から知ってくださっている方や実際に2050 Coffeeの店舗にきてくださった方々が擁護・反論してくださったんです。レビューにも「コーヒーがちゃんと美味しかった」「バリスタの接客が良かった」など、肯定的な投稿が増えてきました。

お店のコアコンセプトやバリスタたちの想いが伝わり始めたのを感じたと同時に、見た目の話題性と並行して、こうして評価を積み上げていくことで広げていけるものがあるのでは、と楽しみにしています。

——コミュニティづくりへのアプローチは?

初めは、2050 Coffeeを軸にコミュニティが成立するのかどうか、わかりませんでした。

一番の目的はスペシャルティコーヒーを飲む機会やきっかけを増やすことですし、2050 Coffeeを起点に他のスペシャルティコーヒーショップにも行っていただくこと。その入り口である、いわゆる「映え」で得た注目の上にコミュニティが成り立つのだろうか?という疑問はありました。

でも意外と常連さんも来てくださったり、お客さまにお話を伺うと、「バリスタのコミュニケーションがすごくいい」「コーヒーが美味しい」と言ってくださって。

タップマシーンを使ってみるために来てみたら、自然とコミュニティが感じられた、美味しいコーヒーに出会えた——そんなきっかけが生まれている様子を見ると、やっぱり嬉しいですね。

スペシャルティコーヒーと商業的な成功とはそもそも相容れない部分はあると思います。それを掛け合わせようという挑戦ですから、コンセプトや見た目のキャッチーさのその先に、質の高いサービスや選ばれる理由、実力などの中身を持っておくことが大切だと感じています。

幅広いリーチを達成し、そこで得た注目をどう形にするか。まだ1店舗目なので、できることは限られてきます。けれども、展開していく中で僕たちが目指しているものを成果に落とし込んで、お客さまにも体験していただくことで、よりいいものになっていくのかなと思っています。

京都のど真ん中にオープンした理由


——スペシャルティコーヒーへの入り口になるようなお店を目指しているんですね。

だからこそ、京都の中心街にオープンしました。ちょっと歩いたらスターバックスがあって、向かいがドトールで、その裏がタリーズで……

こんな立地にあえて出店するというのは今まであまりなかった試みだと思いますが、その中で一つの選択肢になってくれたら、そして美味しいコーヒーを楽しんでくださる方が少しでも増えたら、と思っています。

それは他のコーヒー屋さんも願っていることだと思うんです。とりあえずまずは飲んでみてほしい。その最初のきっかけを作りたい、そう思っていらっしゃる方はたくさんいらっしゃると思います。それを達成するのが一番の趣旨だったので、そこに対して振り切ろう、と考えた結果があのロケーションです。

雇用と消費、両側面から間口を広げる営業戦略


——  エスプレッソマシンも、半自動化されたハイスペックのものを使われていますね。

あれで僕でもコーヒーを淹れられます(笑)スペシャルティコーヒーへの間口を広げたいという目標ですが、働く人の間口も広げようとしています。そのためには、例えば数時間だけパッとシフトに入っても、すぐに成立するようなワークフロー、オペレーションの設計も必要なんですよね。そういう意図でもああいった機材を選んで導入していて、実際2050 Coffeeではコーヒー業界経験がないスタッフもたくさん活躍しています。

スペシャルティコーヒーショップで働きたいと思っても、店舗の数が限られていて、流動性の低い業種なので、ハードルも高いですし、採用側も即戦力になる経験者を探しているケースがほとんど。

今スペシャルティコーヒーをやっている人ってスターバックスでキャリアをスタートさせた方がすごく多くて、それってコーヒー業界への入り口にそれ以外のオプションがないということでもあるんですよね。例えばKurasuでの採用でも、まずはエスプレッソマシンを操作できる人というのが一つの条件なのですが、日本ではそもそもマシンを置いているお店自体が少なかったり。

スペシャルティコーヒーショップとスターバックスの間に位置するような存在になりたい、というのは働く人たちに対しての思いでもあるんです。未経験でも、2050 Coffeeに入れば何種類も取り扱っているコーヒーについてや、味の評価技術、どうカリブレーションするかなどの教育を受けられますし、ここでのキャリアをきっかけにKurasuや他のスペシャルティコーヒーショップに採用されたり、オーストラリアにワーキングホリデーに行ったり…働く人にとっても、そんなきっかけになるような場所を目指しています。

——「2050 Coffee」で働こうと思ったら、手軽に始められるということですか?

やはりコーヒーが好きで、コーヒーをやりたい、という気持ちは必要ですね。あと大切なのはコミュニケーション能力や、接客技術。2050 Coffeeでは接客のスキルをとても大切にしています。そういったルートで採用に至ったスタッフは、Kurasuで働いてくれているスタッフともまたいい意味で系統が違うので、その多様性にもすごく可能性を感じていて、面白いと思っています。

未経験OK、シフトも柔軟ということで応募はたくさんいただいていますね。学生なんですが、とか、週2しか入れませんが、とか、コーヒーの経験が全くないですがそれでもコーヒーをやりたいです、とおっしゃってくださる方も多くて。もちろんまだ1店舗だけなので全員採用することはできないのですが、今後店舗が増えたりすれば、そういう方々にもコーヒー業界に入るきっかけを提供できるのかな、というのも今後の楽しみの一つです。

「2050 Coffee」と検索すると……

——「2050 Coffee」という店名はどうやって決めたのですか?

元々コーヒーのサステナブル(持続可能性のある)な未来にとても興味があったことと、より多くの人に知ってもらえる名前、としてまずは関連した色々なキーワードを検討しました。

10年ほど前にKurasuを始めた時と比べると、「ダイレクトトレード(※)」など、サステナビリティやコーヒー生産にまつわるワードがたくさん知られるようになりました。例えばそういった単語+コーヒー、でInstagramで調べてみると、どこかしらのお店がもうその名前を使っていたんですよね。

でもやっぱり、ストレートに伝わる、コーヒーに結びついた言葉がいいという想いが強くて。例えば% Arabicaさんや、スタートアップで活躍されているTYPICAさんもコーヒーの品種から名付けられています。そういう単語をいくら調べても、全部もう誰かが使っていました。そんな中で、「2050 」と「コーヒー」とを組み合わせた名前はまだ誰も使っていなかった。チャンス!と思いました。

僕の考え方として、「2050年問題へのアクションをしているコーヒーショップです」っていうように押し付けがましくは言いたくなくて、まずは興味を持ってもらう、コーヒーを飲んでもらうというのが一番やりたいことなんですね。でも、例えば「2050 Coffee」に興味を持って、Googleで検索したとすると、2050 Coffeeはもちろん、一緒に2050年問題の話も出てくるんです。それを見れば、自然と知るきっかけになりますよね。

迷った時期もありましたが、僕たちの目指すところを考えると、すごくぴったりな言葉だな、と思い、最終的にこの名前に決めました。

※ダイレクトトレードとは、生産者と販売者との間で直接行う取引のこと。仲介コストが節約される分、生産者の利益や品質に充てることができたり、より生産者の顔が見える商品になるなどのメリットがある。

「2050」がただの数字になる未来へ

——  改めて、「2050 年問題」とは?

2050年までに、コーヒーの需要と供給のバランスが完全に崩れてしまうと予測されている問題です。全く飲めなくなるわけではないですが、今のようにどこでも安価で手に入るような状態ではなくなります。

温暖化などで農地がどんどん縮小されていくことも一つの要因ですが、これまで生産したコーヒーを全て欧米や日本などに輸出していた原産国(東南アジア、アフリカ、中南米諸国など)で、コーヒーの国内消費が爆発的に増えています。つまり、コーヒーが取り合いになっていく未来が予想されているんです。その需要と供給のバランスが完全に決壊するのが2050年だと予測されていて、それをいかに崩さずにやっていくか、というのがコーヒー業界の大きな課題です。

それに因んで名付けた2050 Coffeeですが、じゃあ2050年を過ぎたらどうしよう?とは考えました。でも考えてみれば、もし2050年を過ぎてもまだお店が存在していたということなのであれば、僕たちも2050年問題に対して何かしらアクションを取れているという証じゃないか、と思ったんです。

その時には2050年問題というものはもう存在していなくて、「2050」がただの数字になっている。2050 Coffeeも、2050年問題ありきではなくて、2050 Coffeeというブランドとして認知されている。そんな未来を目指したいと思っています。

温暖化だけでない、政治・外貨にまつわる2050年問題の闇

—— 2050年問題に対して 、具体的にどんな取り組みができていますか?

シンプルですが、品質の高いサステナブルなコーヒーを信頼してる農家さんから買って提供しています。それはKurasuでもしていることですが、2050 Coffeeでは今後そのスケールをさらに大きくする、というのが今後やっていきたいこと、やっていけることの一つだと思っています。

—— 農家さんから買う量が増えることが、どう2050年問題の解決につながるのですか?

コーヒー栽培と一言で言っても、いろいろなやり方があります。サステナブルな農法、例えば土地を再生して持続的に栽培ができるような農業をされている農家さんもあれば、大量生産・大量収穫できれば良いという考え方で栽培が行われているケースもあります。

コーヒーって実は石油に続いて世界で2番目のコモディティ(市場で取引される品物)なんです。なので、生産にもお金の力が大きく作用しています。生産国にはアフリカや中南米の国が多いのですが、そういった国では自国の通貨が弱いことがあり、コーヒーはアメリカドルなどの外貨になる数少ない生産物です。

例えばエチオピアの通貨はすごく弱く、両替の規制も厳しいので、皆アメリカドルを手に入れて使いたい。そこで何がアメリカドルに替えられるかというと、コーヒーなんです。そんな事情で、コーヒー農家さんがというより、土木建設業やエネルギー業など、全く別業種の人や企業がコーヒーをこぞって買い漁ります。そのためのコーヒーの生産過程で森林破壊が起ころうが、水が汚染されようが、とにかく買い占めたい。農家さんも売りたいからそれに応えてしまう。でも結局、その次の年からコーヒーが生産できない土地になってしまったり、クオリティが下がっていったりしてしまい、クオリティを担保できるわずかな期間もお金を持っている人に淘汰されてしまう。

これはエチオピアの一例ですが、中南米の方でもお金が絡む問題があります。取引されるコーヒーのうちサステナブルなものの割合を増やしていくということは、現状の悪循環を変えることになるんです。

「結局一番取り組んでいるのはスターバックス」


—— すごく難しい問題なんですね。

僕たちがいちスペシャルティコーヒーロースターとしてコーヒーを買ったとしても、その量は本当に微々たるもので、何か解決できるかと言えば全体像を見た時にはまだまだ難しいです。

例えば、スターバックスやネスレなどは労働問題・環境問題など色々指摘はされているものの、農家さんと協力して産地での区画や生産体制の整備、学校を建てたりインフラ支援などをしっかり行っています。コーヒーがないと成り立たない事業なので結局は利益のためにやっているわけですが、実際に取り組みを行っている。僕も去年の2月にエチオピアに行った時、生産者の方に直接言われました。「結局スターバックスが一番取り組んでいる」と。結局、動かせるお金の量、投資できるスケールがあるんですよね。

例えば、今2050 Coffeeでは紙のカップでドリンクを提供しています。それも含めて、まだ1店舗目のプレオープンをしたばかりの段階で、サステナビリティに対して実際に何ができているか?というとできていない部分がもちろんたくさんあります。

でも一番の目的である「スペシャルティコーヒーをたくさんの人に飲んでもらう」に集中してやり切ることで、ブランドの拡大を成功させる。それができれば紙カップの問題、コンポストの問題など、力をつけて解決できるようになることが増えていきます。

全部を解決した状態でお店を作るのは不可能だと思っていて、やりたいことも全部詰め込んだお店作りをして結局あまりうまくいかなくなるより、1店舗だけ発揮できる力は少ないということを受け入れた上で、まず最初の一歩を踏み出すことが大切です。

2050年に向けて、長期的な視点で考えた時に、その最初の一歩がまずやっぱり「知ってもらう」ということ。2050 Coffeeではそれができている、と実際にお店を開けて思えています。ここからどう改善するか、中長期的な問題を解決するにはどうすれば良いか、と考えるのが次のステップですね。

外部資本を入れず、利回りよりも正しいことを優先できる体制づくりを


——「2050 Coffee」のエンドゴールは?

政府機関レベルでも賄賂が物をいうような現状の生産国で、スターバックスはロビー活動なども活発に行って区画や農家さんの雇用を守っています。それを支えているのはスターバックスという企業の資本力です。僕たちはその図式に向き合い、より良いものへとアップデートしたいなと思っています。

スターバックスほど多くの店舗数がある=それぐらい大量の豆を焙煎できる=それだけの資本を生産地に投資できる、ということですが、僕たちもそうして農家さんと伴走し、未来に向けた生産を一緒にしていきましょう、ということをいろいろな生産国でできたらいいなと思っています。

しかし、多店舗展開せずローカルに根ざした運営をしている「Kurasu」店舗ではそれはできません。そこで、「2050 Coffee」という新しい店舗ブランドをつくったんです。つまり、生産国と共により良い未来をつくっていくこと、それが2050 Coffeeのエンドゴールです。

少し話は変わりますが、Kurasuは外部投資を入れていません。投資を受けたら、当たり前ですが利回りの話になってくる。例えばブルーボトルもネスレに買収されたことでどうしても変わってしまった部分はありますよね。生産国と一緒に行う取り組みのなかで、より利益が出るやり方ではなくとも正しいやり方を選べる、そういう体制を作りたいと思っています。理想論ではありますがそんなことを考えています。

——「2050 Coffee」のためにより多くの豆を確保して、それも売れるという状況になれば品質のいい豆や農園が守られるということですか?

僕たちだけの力で全てを変えるというのはもちろん難しいというのは分かっています。でも、僕たちをきっかけに、環境にも良いしきちんとお金にもなるビジネスモデルは作れる、ということがロースターさんや生産者さんから見えるようになれば、業界の流れも変わってくるのではと考えています。

大企業が利益の最大化のために動くというのは仕方のないことだと思っています。でもそういった形でなくても事業を広げていける、ということを示して、良い循環を生み出せればと思っています。

—— 今はクオリティを下げないと儲からないという構図になっているのですか?

というより、例えばコンビニのコーヒーは利益率自体はとても少ないはずですが、消費量が多いのと、コンビニに来た人がコーヒー以外の商品も併せて買う設計ができています。規模の大きい企業ではそういった組み合わせ売りなど、全体で利益が出るような構造で動かせるんです。

僕たちの場合はコーヒー1本で勝負しているので、コーヒーだけで、商品の質も高く、できる限りビジネスも回るようにと考える必要があります。ですが一般消費者からすれば、コンビニでは100円でコーヒーが買えるのに、なぜ同じことができないのかと比べてしまう。もちろん、価格の違いの理由などは理解いただいていることが多いと思いますが、100円のコンビニコーヒー、というベースが市場に確立されている以上、僕たちも付加価値の提供や、消費量の増加などをやっていくしかないですね。

最先端でより良い選択をできる力をつける


——「2050 Coffee」はこれからどう進んでいくのでしょうか?

今後、コーヒーの消費を増やした先にあるのがどんな世界なのかは誰にもわかりません。しかし、これから今の何百倍、何千倍の量を確保しようと思うと、同じ品質が担保できなくなる時がどこかのタイミングで来る可能性はあります。

ただ、同時に品種改良などの技術も発展していくはずで、その時に業界の最先端にいて、より良い選択肢を持てる立場でありたい。

展開・拡大していかなければ、そういった選択肢を精査する力もつけられません。例えば今はインポーターさんを通して生豆を購入しているので、彼らにとって必要なことや利益などの上に取引が成り立っています。ですが、農家さんにとって、僕たちや消費者にとって何が一番いいやり方なのかを考えて、既存の方法だけでなくより良い方を選んでいけるような力を持つ存在になっていくこと、それが次のステップだと思っています。

2050 Coffeeがインスパイアする未来への連鎖

そういえば、昨日ブラジルのFAF農園というところのオーナー、フィリペさんからチャットアプリで連絡が来て。少し前に2050 Coffeeの話をしていたのですが、それにインスパイアされたということで、今新しく実験的に作っている区画のコーヒーを「2050」と名付けていいか?と聞かれたんです。

すごく嬉しかったですし、そこで育ったコーヒーを購入させてもらったりなどの循環ができたらいいな、と思っています。こういう活動をしているというのが生産国の農家さんにももっと伝わって、一緒にできる取り組みなどが増えていったらすごくいいな、と考えています。

—— 最後に一言お願いします。

2050 Coffeeは、京都の三条・四条どちらからもアクセスの良い新京極商店街にあります。京都にお越しの際は、ぜひ2050 Coffeeに、そしてそこからKurasuや近くのWEEKENDERS COFFEEさんに立ち寄ったりなど、コーヒー屋さん巡りをしてみてください。 

まだオープンしたばかりで、こんなに多くの反響をいただけると思っていなかったこともあり、コンセプトなどの情報発信が追いついていないところもあります。このようなインタビューの機会をいただけるのもありがたいですし、以前Standart Japanさんとさせていただいたようなイベント、コラボレーションなども色々やっていきたいと思っていますので、皆様ぜひ楽しみにしていてください。

【店舗情報】 2050 Coffee

〒604-8035 京都府京都市中京区桜之町402(新京極MOVIX向かい)
営業時間:月〜金 8:00~19:00、土日祝 8:00~20:00
営業日:不定休(公式SNSにてお知らせいたします)
■公式サイト:https://2050.coffee/
■公式Instagram:https://www.instagram.com/2050.coffee/
■公式X(旧Twitter):https://twitter.com/2050Coffee

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