短編小説　【腹痛チーター】

俺はゲームをするときにチーターがいるとすごいむかつく
チーターが嫌いだ。ただチートを使うに飽き足らず、１０００円で敵に攻撃が絶対に当たるようになるなんて言って売ってこようとするひともいる。

そんな俺が唯一チートをしてしまったことがある。ネットで

『今なら５千円で腹がいたいときに腹痛が消える』

な、なにー！なんだそれ！ト衝撃を受けた。

「腹痛で苦しくなることもなくなり、あの無意味なトイレの時間が無くなるのか」

つい気になって買ってしまった。５千円、高い買い物だったがいい買い物だと思う。チートは嫌いだけどいいトートもあるそう思いながら注文した。

そのサイトには

『今から２年間は必ず発動されています』

その言葉だけが出ていて、半信半疑だったが信じてみることにした。
そこから暴飲暴食の日々どんなに食べても腹を壊さない自信があるから。
いや壊しても大丈夫な自信があるから。

腹を壊した、

「おい、チートはどうなったんだ」

この時俺はチートが発動していなくて腹が痛いままだと思っていたが

急性胃腸炎と呼ばれるもので、腹痛のレベル100のようなものにかかっていたのに、普通の腹痛ぐらいまで下げてくれていたのだ。
そんなことわかるはずもなくチートを売っていた管理業者に電話した。

『チート発動されてないんですけど』

『いや、発動されていますよ』

『もういいよ、返金なんて言わないから解約だけしといて』

『そうですか、一応返金はさせていただきます』

『ああ、頼んだよ』

解約をしてもらった瞬間腹痛が襲ってきた。

「ぃぁぃ」

声が出なくなるほどの腹痛が襲ってきて、汗やらなんやらいろんなものが体から出てきた。

急いで救急者を呼び、運ばれた。
医者に急性胃腸炎だと伝えられた。

もしかしてチートは発動されていたのかもとこの時初めて気づいた。

入院して次の日にはもう治っていた。
帰ってからチートを売ってくれた会社に電話した。

『すいませんでした』

『大丈夫ですよ、あそこで気づかなかったほうが危なかったと思いますので。』

チートにはいいものもあるかもしれない、でも信じすぎや慢心はいけないそう思いました。