あめのみつかいの
とても辛かった時、ひたすら賛美歌を聴いていた時期があります。
私にとって全く縁もゆかりも無いキリスト教だけど、聖書の言葉を読んだり美しい曲を聴き、その度に心の1番弱いところを包んでくれるような気持ちになりとても救われました。
本当に本当に苦しい時は修道女になろうと思った事もあります。
私が調べた修道院は朝の5時から祈りの時間が始まります。出会った事もない方々が、私たちがまだ寝ている時間から私たちのために祈ってくれている。その事実や普段生活している世界からは考えられない欲のない純な世界を知るだけでもう少し頑張れるかもしれないと思えました。
結局修道女になることも、なんらかの信仰をもつ事もなく俗世を流れるままに生きている私ですが、精神的にはとても疲れやすいです。
息詰まった思いのする時には静かな気持ちで賛美歌を聴く事があります。
特にカリタス修道女会の聖歌隊、スモールクワイアの方々が歌われている賛美歌を聴くと、身体の中にあたたかいものが流れる感覚を覚えてとても安らぎます。
1番好きな曲は「あめのみつかいの」で、サビ?の部分で毎回心がうち震えます。
修道女の皆さんはきっと俗な自己顕示欲なんてないんだろうな、と思えるほど本当に澄み切った、清らかな歌声です。