見出し画像

【ワークショップを体験してみた その2】

こんにちは、ワークショップ担当白石です。
世の中には多種多様なワークショップがありますが、手製本の講座は、そうそう出会えないのではないかと思います。
さらに、「自分のお気に入りの文庫本をハードカバーに仕立てる」という企画そのものが、レア! 本好きにはたまりません。自分の不器用さも顧みず、参加してみました。
.
まず、持参した文庫本の表紙を剥がします。
お気に入りの本だけに、勇気がいりました。
えーい、ペリッ。柳先生、ごめんなさ〜い!
剥がした表紙は残しておきます。

画像1


.
あ、その前に本の部位や製本に使うパーツの用語説明がありましたね。
「小口」「見返し」「寒冷紗」「花布」など。聞きなれない言葉が、なんだか乙女チックに感じられてときめきます。
.
作業は『 古本と手製本ヨンネ』さんが順を追って丁寧に説明、指導してくださるので、一人だけ落ちこぼれることもなく(ホッ)、淡々と進みました。
使う部分によって、ノリの種類や配合を変えていたのも興味深かったです。
.
この講座のクライマックスは表紙の制作。
ハードカバーの中身となるボール紙をカッターで切るのですが、これが結構難しい。油断するとくねっと曲がってしまいます。最終的にはボール紙を布で包むので、なんとかなりましたよ。よかったよかった!

画像2


.
そして、作った表紙を中身に合わせたときのうれしさと言ったら!
古びた岩波文庫が、格調高いハードカバーに変身した感動は今も忘れられません。

画像3


.
表紙には、最初にはがした元の表紙のタイトルを切って貼りました。タイトル部分が少しくぼんでいるのわかります?
背表紙と表紙の間も溝ができています。この立体感が良くてついつい何度もなでなで〜。
「どうやって作っているのかしら?」と疑問に思った方は是非、ワークショップにご参加ください。きっと「なるほどー」と納得しますよ。

画像4


.
普段手にしている本も「こうやって作られているのか」と知ると、見方が俄然変わります。そして作った本は自分だけのオリジナル。これがまた愛おしい😊
.
くらしずくで素敵な体験してみませんか?
.
.
[W6]手製本に親しもう(2)お気に入りの文庫本をハードカバーにしよう(要予約)
教える人 ヨンネ 植村愛音さん
.
詳細:https://kurashizuku2019-w6.peatix.com/view
取材記事『構造を知れば、本はもっと身近になる
.
●くらしずく2019
開催日 2019年10月13日(日)・14日(月・祝)
時間  10:00~16:00
会場  九十九里の杜 [Sghr菅原工芸硝子工房敷地内] (千葉県山武郡九十九里町)
.
●ワークショップのお問い合わせ・お申し込みはお電話でも承ります。
090-2403-1021(ワークショップ担当:白石)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?