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民藝展に行ってきました

初めての投稿です。noteは以前にお世話になったことがあったんですが、その話はまた、別の機会に。

私、20代の頃、デザインの専門学校でデザイン史を教えていたことがあり、日本の古い、箪笥やかご、道具などにとても興味を持っていました。
小泉和子さんという研究家の方がいろいろ本を出されていて参考にしたり、京都にある民藝館に行ったり、最近では倉敷の民藝館にも行きました。

先月から名古屋市の美術館で「民藝 MINGEI 美は暮らしのなかにある」開催されていまして、これは行かなければと、平日にぱぱっと見てまいりました。

撮影OKのコーナーがあったり

民藝館を訪れたような設えがあったり、小鹿田焼(大分)、丹波布(兵庫)、鳥越竹細工(岩手)、八尾和紙(富山)、倉敷ガラス(岡山)など、各地の産地や現在の作り手がフューチャーされていたり、見ごたえありましたよ。鳥越竹細工の柴田 恵さんは、NHKの美の壺でもお見掛けしましたね。

民藝って聞くと、民芸品の民芸のイメージが湧くのではと思われますが、ウイリアムモリスのアーツアンドクラフツ運動にも通じる、大量生産大量消費によって、失われがちなものを見直そうという生活文化運動なんですよね。
でも作り手が高齢化して後を継ぐ者がいなかったりして、手仕事の灯が消えてしまいがちな昨今、私たちにできることは何かを探っていきたいと思っています。

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