暮らしの「衣」を見つめて/casanariiの始まり-前編-
こんばんは。
本日は衣ブランド「casanarii」(カサナリ)の始まりについてのお話です。
それは暮らしの隙間ブログにも
書いたように私がアパレル企業に勤めていたときの話に遡ります。
ファッションが大好きで
ただそれだけでがむしゃらな日々。
多く売れるデザインを生み出すことに使命を感じ仕事をしていたときです。
販売された商品は季節の終わりに在庫として残ります。そして大量な商品をセールに出すことになります。結果、売れ残った商品をデザインした人が悪者という事で話は片付き、次の商品を作り出すサークルでした。
それが私にとってどこか虚しく悲しかったのです。
[求められるのは売れるアイデアが次から次へと浮かんでくる人で売れない物(ゴミ)を作り出す人がダメなんだ]
そんなことを日々感じていて、心は段々と苦しくなる事がありました。
そんな時に大切な人が言った一言に私は心を動かされてしまいました。
「無理しなくていいよ」
はっとして私は無理をしていたんだと気付かされて。
その後、忘れかけていた
自分の気持ちが溢れだしてきました。
"売るためだけに作るのではなく、本当に喜んでくれる人に私は服を作りたくて。
それが万人の人を喜ばせる事ができなくてもいい。そばにいたり、これから出会う大切な人の生活に寄り添い支えられるような服であってほしい。"
という想いでした。
その時私は、
casanariiを立ち上げることを決意しました。
後半につづく…
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