見出し画像

「先入観」という魔物

こんにちは。リタイヤアドバイザーのタムタムです。
 
毎日どのようにお過ごしでしょうか。良い日も悪い日も自分にとってかけがえのない一日ですよね。毎日が、ワクワクして楽しく過ごせたらどんなにいいことでしょう。

今回は、誰もがもっている「先入観」という魔物について、考えてみたいと思います。最初の印象に残った強烈な一言が、その後のやりとりに感情や判断に影響を及ぼしてしまうことはなかったでしょうか。嫌なことがあるとその出来事を引きずってしまい、いつまでも嫌な感情をリセットできない。自分自身が嫌になりますよね。しかし、大丈夫です、大半の人は感情で動くそうです。自分だけではありません。

このため感情の合理的な判断には、限界があるそうです。人は直感的、感情的に判断することもあれば、論理的、計画的によく考えてすることもある。しかしながら、ものごとの判断の大半は、直感で判断してしまうことが多いといわれています、特に時間的制約があると間違った判断をしてしまいやすい。このため真実との乖離、例えば思い違いなどの誤解が生まれやすいと考えられます。

私たちの頭は実際、正しい選択に役立つ情報のすべてを分析することなどできないし、常にうまくやれるほど賢くもない。そのためしばしば「思考の近道」に頼ろうとする。つまり、直感的な判断や選択時、とくに、難しい質問・問題発生時、すぐには満足な答えが出せないとき、不可実下で判断が求められた時など、近道の解決法 「見つけた!」と、ある質問を別の質問に置き換えて考えることがしばしばおこります。このため、最適な判断との乖離が生じるのです。

この「思考のトンネル」は「ヒューリスティク」(バイアス)となづけられています。「ヒューリスティク」とは「物事をざっくりと、直感的につかむ」ことを意味しており、直感で素早く解に到達する方法。簡便法、方略、目の子算、発見法、近道などと言われます。ギリシャ語のユーレカを語源としています。「先入観」という魔物である。また、バイアスとしては、代表制・アンカー・利用可能性などがあります。

このためには、やってしまいがちな「不合理な意思決定」その原因を理解し、自分の弱点を知り、自分なりの対策を考えよう。記憶を呼び起こし「こんなことあったな!」など、普段からイメージトレーニングしておくことも大切です。自分ならこんな事をしない、など、過信していると、判断ミスを起こしやすくなり、リスクへの対応が遅れやすくなると考えられます。このような方は注意が必要です。

私たちは人が持っている、生まれながらの優しさや暖かさがあることについて忘れてしまいがちです。重要なことは、何事にも対処するとき、「ありがとうございました」の感謝の一言が、心の中でつぶやけるかどうかです。そして、自分を知ることが大切だと思います。
行動心理学の本を参照にしました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?