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はじめての「ChatGPT」

こんにちは。コミュニケーションアドバイザーのこてつです。

最近、対話型AI「ChatGPT」が話題になっていますが、一体どんなものなのか、多くの方が疑問を持っていると思います。そこで、こてつ自身も早速「ChatGPT」を使ってみることにしました。「ChatGPT」とはAIと対話形式でチャットができるもので、こちらが文書を入力すると、それに対してAIが回答してくれます。しかも、質問に対して自然な日本語で答えてくれます。率直な感想としては、文章の作成を依頼すると、おもしろい回答をしてくるAIだという印象でした。

しかし、実際に体験しないとわからないこともありますので、まずは「ChatGPT」の生い立ちについて少しだけ紹介し、その後、具体的な使い方について説明したいと思います。

「ChatGPT」はOpenAI社が開発し、2022年11月30日に無料版が一般公開されました。この無料版はGPT-3.5と呼ばれ、2023年3月14日に発表されたGPT-4は有料版となっています。GPTとはGenerative Pre-trained Transformerの略であり、Transformerの技術を用いて文章の特徴を分析します。インターネット上の大量の文書データ(Wikipediaやニュース記事、科学論文、個人のブログなど)を事前に学習させることで、次にくる単語を推測する能力を獲得します。これにより、自然な日本語で応答することが可能となります。なお、Transformer自体は2017年にGoogleの研究チームが開発しましたが、倫理的な懸念から商用サービスへの導入は慎重になっていました。しかし、マイクロソフト社がOpenAI社に出資し、開発を加速させたことで、OpenAI社が商用化を先行して実現しました。実際、マイクロソフト社は自社の検索サービス「Bing」の最新版にも「ChatGPT」の技術を組み込んでいます。

それでは、「ChatGPT」の無料版の利用方法について説明します。まず、以下のURLにアクセスしてください。
https://chat.openai.com/
画面には「Welcome to ChatGPT」と表示され、「Log in」と「Sign up」というボタンがあります。初めての場合は「Sign up」をクリックして新規登録を行います。メールアドレスを入力するか、Googleアカウントまたはマイクロソフトアカウントを使用して登録することができます。こてつは、Googleアカウントを使用して登録しましたので、携帯番号(先頭のゼロを除いた電話番号)を入力すると、SMSで認証コードが送られてきますので、それを入力します。一度登録すると、次回以降は「Log in」ボタンからGoogleアカウントでログインできます。
ログイン後の画面は英語ですが、「Send a message.」と書かれた箇所に日本語で質問を入力すると、日本語で回答が返ってきます。連続して質問をすると、前回の会話の流れに沿って回答してくれるため、会話の文脈が途切れることはありません。もし別の話題に移りたい場合は、画面左上の「New chat」をクリックしてください。そうすると、以前のチャット内容がクリアされ、新たな会話が始まります。ログアウトする場合は、画面左下のアカウント名をクリックして表示されるメニューから「Log out」を選択します。

最後に、無料版の「ChatGPT」ではできないことをご説明します。
・2021年9月までのデータしか学習していないため、最新情報に関する質問には回答できません。
・数式を入力しても計算結果を返すことはできません。
・ローカルな情報や日本史についても得意ではありません。

「ChatGPT」はおもしろい回答をしてくれる一方で、間違った情報を提供することもありますので、すべてを信じることはできません。しかしながら、「空はなぜ青い」といった素朴な疑問や、「人間は善か悪か」といった哲学的なことにはいろいろ答えてくれます。また、長文の要約や文章のアレンジは得意ですし、お題に沿った物語を創作することもできます。活用方法は今まさにいろいろなシーンで検討されており、一度ご自身で利用することで、自分なりの使い方を見つけるというのはどうでしょうか。

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