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資産運用実践講座 その6

こんにちは。資産運用アドバイザーのネンキンゾウガクです。

皆さん、今年1月開始の新NISAでの資産運用は8月の日経平均暴落を経てどのように推移しているでしょうか?
新NISA(年間のつみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円、併用可能)は、年間非課税枠360万円。

筆者のネット証券口座での、つみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円の直近活用状況をお知らせします。
10カ月での成果は、つみたて投資枠と成長投資枠を平均すると8月の日経平均の暴落(一時的に投資利回りが0%に)を経て、再び総投資金額に対して、概算20%程度の利回りに戻し、上々の結果になっております。掛金を投入(投資)する期間は残り2カ月ですので、年明けに、2024年の成果を報告できればと考えております。

新NISAをネット証券等で、春先以降にスタートされた方もいらっしゃることと思います。筆者は、新NISAつみたて投資枠は、オルカンと米国株S&P500の各50%運用ですが、円安修正の影響もあり、8月にはマイナスの運用利回りになった日々もありました。しかしながら、アメリカのダウ・ナスダックが最高値更新している影響で元通りの良い結果になっております。
ちなみに10月21日時点での運用利回りは全世界株式・S&P500ともに9%~11%で想定以上の利回り(税金がかからないので、通常の課税を前提とした投資信託購入の方の7.2%~8.8%程度に相当)です。
新NISAつみたて枠での投資信託(ファンド)購入については、長期・分散・積立(ドルコスト方式)が利回り向上に寄与しております。

新NISA成長投資枠240万円の投資をどうするか、すでに述べましたが、手堅いバリュー(Value)株(割安株)投資で、株式配当利回り年3%以上、3銀行を100株~200株、購入。
日銀が7月に急遽、金利引上げを実施した影響もあり、金融株式は上昇するかと思っていましたが、なかなか思うようには上がりません。含み益銘柄ですが、防衛関連株式等に比して、インデックス投資並の利回りで推移です。

成長投資枠は年間240万円で、銀行株以外に通信会社の株式があり、含み損になっており、現在マイナス16%です。今のところ、アメリカ株式に投資したAI関連2銘柄は大幅プラスと小幅マイナスという状況。
含み益銘柄は円換算ベースで57%のプラス、含み損銘柄は17%のマイナスになっております。

今回はつみたて投資枠で、投資信託(ファンド)を購入する場合の注意点を述べたいと思います。現在は、信託報酬が投資信託の保有資産から差引され、保有利回りを算出しております。これに、その他の費用を含めて総経費率を提供するよう2024年4月から義務付けられております。
新NISAで一般的なオールカントリー(全世界株式)で見ても、0.07%から0.80%とファンドにより差異があります。当然のことながら、
0. 07%のファンドが0.80%のファンドよりリターンが良いことは明らかです。
確定拠出年金(DC)で、会社型・個人型(イデコ iDeCo)等の運用で、
信託報酬がお任せのファンドラップ並みの2%くらいのものもありましたので、現在は、全般的に総経費率(信託報酬+その他費用)は低くはなりましたが、ファンド選択にあたっては注意しておきたいものです。

最後に、成長投資枠の2024年枠の残り金額が1万円余りありましたので、手数料の安いETF(上場投資信託)でインド株式を10単位購入してみました。まだ、微益段階ですので、次回利回りを報告できたらと考えております。

新NISAは長期・積立・分散で資産倍増を目標とする制度。いろいろと研究し、実践してみましょう。新NISAの枠を使い1800万円(成長投資枠1200万+つみたて投資枠600万、全てをつみたて投資で1800万購入も可能)の資産倍増を、実践でクリアできることを願っています。

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