「 コロナうつ 」 ~コロナ禍の中で~

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                    2020/11/27 第598号
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【 「 コロナうつ 」 ~コロナ禍の中で~ 】

こんにちは。メンタルアドバイザーのにんじんです。

コロナ禍の中、皆様はいかがお過ごしですか。
GO TO トラベルやGO TO イートなどを利用して、自然や人と触れ合う時間も増えてきましたね。

ただ、欧州の様子を見ると、新型コロナウイルスの再流行が深刻になっていますし、同じように日本も再流行が始まるかもしれません。これからまた感染が広がるのではないかという不安も続く中で、こころから安心して外出し、人と会話を楽しむことも難しいかもしれませんね。 「GO TO トラベルやGO TO イートなどに熱狂する気になれない」と言う人もいます。

長引くコロナ禍の中で、うつ状態などの不調を訴える人の増加も懸念されています。先行きが見えない感染への不安、疲労感、ストレスなど計り知れないものがあります。特に、外出自粛により人とのつながりが途絶えたり希薄になったりすることは辛いものです。徐々に、心身に影響を与えているのかもしれません。

「コロナうつ」という言葉があります。病名ではなくマスコミの造語のようですが、新型コロナウイルスに対するストレスから、気分が落ち込み、これまで好きだったことが楽しめないとか、しっかり眠れないなどの憂うつな状態になってしまうことを表現している言葉です。新型コロナウイルス流行に伴う外出自粛や休業要請によって、うつ症状など精神面での不調を訴える人がどのくらい出ているのかを把握するため、厚生労働省が初のメンタルヘルス全国調査を実施するとのこともきいています。 

「コロナうつ」は病名ではありませんが、憂うつな気分をこじらせてしまうと、うつ状態やうつ病、不安神経症などの心配もでてきます。そうならない為には、深刻な暗いニュースを見過ぎない、食事・睡眠などの規則正しい生活を心がける、適度な運動をするなど意識しましょう。

特に、人とのつながりが大切になります。外出自粛で人とのかかわりが途絶えてしまいがちです。人と会話をする機会も減っています。直接会うことが出来なくても、電話やオンラインでの会話などでもいいのです、ほんの些細なことでもいいのです、身近な人と言葉をかわしてみましょう。
早朝の散歩で出会った方と「おはようございます」と挨拶を交わしただけでも心がほっこりしてきますよ。

もし経済的な問題や人間関係など悩みを抱えているのなら様々な相談機関があります。一人で背負わないでそれらの機関に相談してみましょう。
厚労省や自治体のホームページなどに相談機関は紹介されています。

また、「コロナうつ」に関連して「産後うつ」の増加が懸念されています。
育児中の女性は、出産に伴うホルモンの変化、育児中の睡眠不足や疲労にみまわれがちです。コロナ禍では、コロナ感染防止のため子育て支援の集まりもなく、周りの援助もなく孤立した状態になりがちです。高い割合で育児中の女性たちが心身ともに不調をきたして「産後うつ」になりやすいと言われています。身近にいる人が不調に気づいてあげることが必要です。

気づかないうちに、誰もがストレスを感じています。
一人で頑張らないで、誰かにSOSをだしましょう。
周りの人が気付いてあげて、支えてあげましょう。
保健センターなどへの相談、必要なら心療内科などへの受診も考えましょう。
頑張りすぎている自分に、そんなに頑張らなくていいよと言いましょう。
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