シニア・コース修了!
こんにちは。ゆっくりシニア生活アドバイザーの花です。今年3月にシニア・コースを修了します。今回はこの5年間を振り返って印象に残った講座について自身の感想をお話します。
2019年の4月にシニア・コースに入学しましたが、コロナ禍に直面して対面講義が2年間にわたって中止されました。本来は3年間の在籍で修了できるところを5年間の在籍を余儀なくされ、2024年3月に修了式を迎えます。振り返ってみれば、やはり長い在籍期間でした。文学歴史学科は2019年の入学時は20名でしたが、現在は15名ほどです。皆様あきらめずに継続された事は素晴らしいと思います。私は歴史関係を主に履修し、特に日本史関係に興味深く楽しい講座が多かったです。
まず日本中世史の専門家のN先生です。2年前の2022年度(令和4年)に鎌倉時代を2023年度(令和5年)は鎌倉時代末から室町時代の講座でした。日本中世史を専門にされている先生の講座を2年間にわたって聴くことができました。特に2年前はNHK大河ドラマが鎌倉時代の物語を放映していました。時代背景は講座で理解できて、より楽しめました。当時は本当に鎌倉旅行に行きたいと思っていました。N先生は、以前にも書きましたが、「私は大河ドラマを観ません。あれはあくまでドラマですから」と言われた先生です。歴史として事実検証されている事とドラマは全く別物との見解です。先生の講座は毎回プリントとスライドが用意されていて、充実した90分間でした。
日本古代史を専門にされているH先生も印象的でした。講座では奈良時代の『続日本紀』を取り上げられました。奈良時代に登場してくる有名・無名の僧侶・中級官人・后妃・藤原氏等の個別について解説をされました。奈良時代の人物などなんの知識もない私にとって、名前の読み方から興味深いものでした。先生の講座は基礎的知識のない者にもわかり易く、講座もレジメをしっかりと用意されていました。
近現代文学の専門家のⅯ先生は、前期は関西文化に関わりのある作家を取り上げ解説されました。後期は宝塚歌劇で演じられた作品を取り上げて、その物語について考察する講座です。毎回スライドを用意されてそれに沿って講座が行われました。宝塚歌劇が大好きで観劇歴の長い私にとって先生の解説が楽しかったです。スライドで紹介されている作品の多くは私自身が実際に観劇していました。
私は日本史を中心に講座を受講しました。このようにしっかりと日本史の講座を受講して、本当に贅沢な時間を過ごす事が出来ました。実務的な仕事や生活関係の講座ではなく、歴史の中に浸る、ゆったりとした楽しい時間でした。そしてコロナ禍を乗り越えて、修了できた仲間とともに3月に修了式を迎えることを喜びたいと思います。
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