忘れちゃいけない「ぶりのすし」

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                       2019/02/15 第505号
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【 忘れちゃいけない「ぶりのすし」 】

こんにちは。駅弁アドバイザーのahotsukaです。

富山駅の名物駅弁といえば、なんといっても「ますのすし」です。明治45年の登場以来100年以上に渡り、富山名物として販売されてきました。「いかめし」(北海道・森駅)や「峠の釜めし」(群馬県・横川駅)と並んで、最も知名度が高い駅弁の1つだと思われます。日持ちもするのでお土産としても適していて、今や駅弁というよりも富山を代表する名産品として知られています。

「ますのすし」の調製元である源には、「ぶりかまめし」というもう1つの看板駅弁があります。冬季限定で販売されている「ぶりかまめし」は、歴史はまだ15年ほどですが、とにかくおいしさが圧倒的。百貨店の駅弁大会では「ぶりかまめし」が実演販売されることが多くなっています。

上記の2つがあまりにも有名なので、実は筆者は他の駅弁のことが気になりつつもなかなか手を出せずにいたのですが…。今回、やっと念願の駅弁を思い切って購入することができました。それが「ぶりのすし」です。

「ぶりのすし」も昭和32年発案とのことですので、60年以上の歴史があります。形は「ますのすし」と同じ押し寿司。富山名産のぶりをかぶらと人参とともに押し寿司にしており、脂がのっているにも関わらずさっぱりとした食感になっています。

筆者は今回、事情があって購入後少し時間が経ってから食べることになりました。気温の低い冬に駅弁を持ち歩くとご飯が固くなってしまうケースも多いのですが、押し寿司ということもありとてもおいしくいただけました。値段は少し高めですが「ますのすし」同様、かなりボリュームがあります。歴史のある駅弁の底力を感じた次第です。

サンリオのキャラクターに例えると「ますのすし」がハローキティで「ぶりかまめし」がポムポムプリン、「ぶりのすし」はポチャッコあたりの位置付けでしょうか。野球に例えると1番が「ぶりかまめし」、4番が「ますのすし」で、「ぶりのすし」は勝負強い5番打者でしょうか。(わかりやすく例えたつもりでしたがますますわかりにくくなったかもしれません)

富山の行く機会があれば、あえての「ぶりのすし」にチャレンジするのもよいと思います。

<参考サイト>
源ウェブサイト http://www.minamoto.co.jp/
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