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絵で音を奏でる
前回、旅と音楽をキーワードに
物語を作っていると書いたのですが、
朝、絵を少し描きながら、
物語(旅する楽団)のことを考えていたら、
こんな場面がふと浮かんできた。
![](https://assets.st-note.com/img/1708686696936-xLdDvT0CRE.jpg?width=1200)
楽団がある街に着いたとき、
テントの前に少年が立っていた。
少年はテントの中に入るとこう言った。
「僕を楽団に入れてください」
![](https://assets.st-note.com/img/1708687127661-FThi3gULz1.jpg?width=1200)
楽団の一人がこう言った
「それでおまえは何が出来るんだい?」
「絵が描けます」少年が言うと、
「楽器じゃなく、絵だって?」
そう言ってみな笑ったが、
団長だけは笑わなかった。
![](https://assets.st-note.com/img/1708686807337-UH1kddBc03.jpg?width=1200)
そしてこう言った
「君はここで何をしたいんだい」
「絵で音を奏でたいんです」
少年はそう答えた
「君は絵で音を奏でたいと言ったね、
私は音で絵を描いているよ」
そういって団長は言った
「今日から君は私たちの仲間だ」
![](https://assets.st-note.com/img/1708687147568-FmeiQl13I4.jpg?width=1200)
こんな場面と言葉が浮かんだのですが、
さてこれから物語、そして絵はどうなっていくのか、
まだまだ色んな方向に変わっていくかもしれません。
その行方を、自分でもワクワクしています。