何故、テレビは本当のことを伝えてくれないのですか?
いくら公益メディアだって言っても、利益は美味しいんだから、それを求めて制作するんだ。
簡単な話で、事実ばかりだと面白くないんだよ。正直者の話なんてつまらない。つまらない番組なんて見ない。お金にならない。
事実がねじ曲がらない程度に、ちょっと色を付けて、視聴者が「え、本当?」って思わせるような内容にすると、面白い話になる。視聴率が上がる。それに浮かれて次第に虚飾が増していく。
「盛った話」は、ある一線を超えると「ウソ」になる。
そのウソが制作側の予想を超える反響になり、金を生む。
この事実を知っていたら、
逆のアプローチで本当のことを知ることができる。
「つまらない話」が真実なんだ。
キャッチーな言葉は無く、味のしない干からびた言説に真実が宿る。
その事実を味が出るまでしっかり咀嚼することで得られるのが、本当の知識。
何故、テレビは本当のことを伝えてくれないのか?
それは、テレビに対して視聴者が、本当のことではなく、面白いことを求めているから。そして、メディアはそこで利益を得たいから。
本当のことを知りたいのなら、地味で目立たない言説に触れよう。