日頃の不満を解消!?受付アプリ作りました
こんにちは、エンジニアの木村です。
受付アプリを作りました。
今回はこのアプリを開発するに至った課題と導入までの道のりをお話させていただきます。
・クラシコムの文化「ピンポン当番」
・「ピンポン当番」は面倒くさい
・「面倒くさい」から作ってしまいました。
・社内勉強会で発表
・無事、導入完了🙌
・今回の学び
・今後について
クラシコムの文化 「ピンポン当番」
クラシコムにはお客様や配達が来たら入り口ドアを開ける「ピンポン当番」という仕事があります。これは日替わりで担当が代わり、もちろんエンジニアも当番をします。
「ピンポン当番」は面倒くさい
自分のお客様以外でも入り口まで行き、要件を聞いて、担当者に連絡する。自分の荷物以外でも、わざわざ入り口まで行き、受け取る。作業に集中しているとき、突然の「ピンポーーン♪」で一旦作業を止めなければいけないのです。
またクラシコムは「北欧、暮らしの道具店」というECサイトを運営しており、バイヤーが商品サンプルを取り寄せることから、とにかく荷物が多い・・・。
「面倒くさい」から作ってしまいました。
実際に利用されるのは来社されるお客様なので、お客様の手間をかけないような機能を作るように心がけました。現在市場に出回っている受付アプリはセキュリティ面を考慮し、お客様に会社名、お名前を入力させるものが多いです。
しかし前職で営業をやっていた私は、企業訪問の際、会社名、自分の名前を入力することに時間がかかり、不便だと感じていました。
開発した受付アプリは全てボタン操作で完了するようにしました。「要件・担当者」を選択するだけでslack通知されるような仕組みにしました。
↑ 受付アプリ画面
↑ メンション付きでslack通知がきます。
実質の開発期間は2日くらいです。新しいサービスを利用してみたかったので、Laravel Novaという管理画面ツールを使って、管理画面も作成しました。
↑ Laravel Novaで作った管理画面
社内勉強会で発表
1ヶ月に1回行われている社内勉強会「Monthly Hygge」で受付アプリについて発表しました。代表の青木も同席しており、採用が決定しました。
無事、導入完了🙌
コーポレートチームと連携し、配達は全て入り口先で完了するようにしたり、運用ルールを作成しました。そして無事、導入することができました!!
今回学んだこと
1. 少ない機能でも十分の課題解決できること
市場にはQRコードをかざすと担当者に通知するサービスや、Googleカレンダーと連携するサービスなど多機能なものがあります。
しかし今回は最低限の機能で価値のあるプロダクト(The minimum viable product)を作ることを自分の中での目的としました。実際、少ない機能でも十分の課題解決できることがわかりました。
2. 自分が感じている課題と同じことを感じている人はいる
また発信しないが心の中で自分が感じている課題と同じ課題を感じている人は多いという印象を受けました。同じ課題を抱えている人にプロダクトを届けることが大切だなと感じました。
3. 動くものを見せると、議論が活発になる
今回は「Monthly Hygge」で動くものを見せました。
スライドだけで画面イメージを共有するより動くものを見せられることで議論が活発になることが実際にわかりました。
今後について
プロダクトは開発して終わりではありません。実際リリースしてからわかった課題もたくさんあります。今後も少しずつアップデートを重ねていきたいです。また同じように「面倒だな」と思う課題を解決していきたいです。
クラシコムは課題解決のため自ら動き、行動するエンジニアを募集しています。