emochan(エモチャン)を使ったら、みんなの気持ちが理解しやすくなって議論が捗った
こんにちは。エンジニアの廣瀬です。
先日、チーム(テクノロジーグループ)で「我々はなぜここにいるのか」みたいなちょっと大きめのテーマについて話し合うミーティングを開催したのですが、そのときemochan(エモチャン)がすごく役立ったのでその紹介をしたいと思います。
emochan(エモチャン)とは?
emochan(エモチャン)とは、簡単に言うと8つの感情が書かれたカードです。Zoomで使える背景画像もあります。参加者がそれぞれカード(背景画像)を選んで出し合うことで、お互いの「感情」をシェアするためのツールです。
公式の紹介では、使い方の1つとしてミーティングや1on1の冒頭でそのときの気持ちをシェアすることが提案されています。僕らもアイスブレイクがてら使ってみたのですが、それだけでなく、その後の議論においてもとても有用でした。
どのように使ったか
※ ミーティングはZoomとMiroを使って行いました。
① 話すテーマを決める
いきなりテーマが大きすぎます。何から話したらよいか途方に暮れる大きさです。そこでまずは、とりあえず各自のこのテーマに対する「感情」(カード・背景画像)を選んで、一斉に出します。
② とりあえず感情をシェアする
はい!一瞬で「それぞれ思うところある」ということが共有できました!選んだ感情と表情が一致していないというのもなかなか味わい深いです。
③ それぞれ選んだ感情について理由を共有する
Miroにスクリーンショットを貼って、そこに共有したコメントを付箋として貼っていきました。赤裸々だったので自分以外はモザイクをかけてますが、逆に言えばそれだけ正直に話せたということではないでしょうか。
良かったところ
こんな感じでそれぞれのテーマごとにまずemochan(エモチャン)を出してそれから議論するという流れを繰り返していったのですが、以下のようなメリットが感じられました。
・言語化できていなくても、まずは感じていることをすぐに共有できる。
・選んだ感情(カード・背景画像)が言語化の取っ掛かりになる。
・ネガティブなことであっても共有するハードルがとても低くなる。
「どう言えばいいか」ということに迷うことはあっても、「どう感じているか」は迷いようがないことだと思うので、議論のきっかけ、頭出しにはうってつけです。また、このポップな絵柄とゲーム性が、いくらか心理的安全性を高めてくれている気もします。
各自の感情、つまり現状が明らかになれば、自ずと「その感情がよりポジティブになること」というゴール(理想)が描けます。ゴールが明らかになれば、現状と理想のギャップを埋めるために何が必要かについて議論ができます。何よりも良かったのは、議論の前提となる現状とゴールを参加者でスムーズに共有できたことだと思います。
まとめ
emochan(エモチャン)は議論を進めるためのツールとして有用だったのですが、今回のようなチームについての議論に限らず、どんな議論であっても、目指すところが「みんなが活き活きと働けること」なのであれば、感情をベースに話すことこそ本質的な議論になるのではないだろうかと思いました。このへんは開発の狙い通りなのかなと思います。
1つ、emochan(エモチャン)に要望があります。私たちのチームにはミャンマー人のエンジニアがいるので、Zoomの背景画像にも英語を併記してほしいです!(ミャンマー語でも可)
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テクノロジーグループはもっともっと良いチームを目指しています。現在、エンジニアを募集しているので、興味があればぜひ気軽にお声がけ下さい 🙇
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