うつわは暮らしを映す。~ゆるっとオープンは本日午前中まで。
おはようございます。
連日お伝えしていました「ゆるっとショップコーナーオープン」、今日が最終日です。今日の12時半くらいまで行っています。「山の図書室」コーナーも午前中まででひとまず終了となります。
飯南町のしめ縄職人さんとのコラボで作っているオリジナルのしめ縄が入荷しています。ひとつひとつ表情や大きさが微妙に違っているので、それに合わせてオーナメントをつけたり、シンプルに仕上げたりしています。比べながら選んでみてくださいね。
また、松江市の「カフェクベル」さんのコーヒーも少しですが入荷しました。こちらはもう残りわずかとなります。
昨日も絶え間なくお客さまにお越しいただき、ありがとうございました。
平日にオープンしていると、ご家族連れやお子さま連れのお客さまが多く、特に赤ちゃん連れの方が多いようです。
スタッフもほのぼのしながら赤ちゃんのようすを拝見しています。お出かけも大変なのに、私たちのゆるいオープンにお付き合いいただけて、本当にありがたいです!
「お母さまとお嬢さんの二人連れ」のお客さまの、うつわ談義をうかがうのもひそかに楽しい。ああ、こういうのがお好みなんだなあ、とか、親子だけど好みは違うんだな、とか、見ているだけで暮らしが垣間見えます。
私自身は普段使いの食器にはまったくこだわりのない家に育ったのですが、行事ごとになると出てくる「特別なお皿」や、「来客にしか出さないカップ&ソーサー」などがあって、その特別感に子ども心にわくわくしたのを覚えています。
でも自分自身は、「これは日常」「これは特別」といった役割を与えるよりも、どんどん普段使いにしていきたい!と思うたちなので、選ぶうつわもシーンを選ばないものが多くなります。なので仕入れるうつわもどうしても「日常になじむもの」「毎日使えるもの」が多くなる気がします。
今回の「しまねの秋の、お楽しみ」で私たちがセレクトさせていただいたうつわも、どれも特別なものではなく、毎日の食卓で、煮魚や炒め物など「普段のおかず」を盛り付けるのにちょうど良いものが中心です。
こだわり、と言えば、「お茶を入れてもいいけど、アイスを盛り付けても素敵」「魚介のパスタが似合いそう」など、手にしたときにふんわりとその場面が浮かぶようなものを…ということくらいでしょうか。
うつわは「手」で作られるから、作り手の熱量がそのまま乗せられている気がして、手仕事の中でも特に「その人」が見えてくるように思います。
扱っているうつわの作り手さんは皆さん、それぞれのユニークな熱量で日々、作品に対峙されている方ばかり。
ショップに来られる方の中には、手触りや質感などのほかに、作り手の「人となり」を重視されている方もいらっしゃるようです。
直接見て手に取ると分かることも多いと思いますので、興味のある方はぜひ、見にいらしてくださいね。
また、ネットでもなるべくその特徴が見えるように撮影していますが、ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。
鳥取県岩美町の「牧谷窯」さんのうつわは、小さなものは完売しています。
楕円のお皿や鉢も少しずつお買い上げいただいております。
いい波が来るとサーフィンに出かけられる作り手の杉本さん。
岩美の海や風のにおいが漂ってくるような、あたたかみのあるうつわたちです。
ご本人は「これは〇〇を入れたらおいしそうだな」ということは一切考えずに作陶されているとのこと。
でも、手にすると「パスタを入れたい!」など、情景が浮かんでくるから不思議です。
同じ作り手でも、雲南市の「永見窯」さんは「グラタン用」「これは饅頭を入れるのにいいかなと思って」など、盛り付けるお料理を想像しながら作陶されているようです。(単に食いしん坊なだけかもしれませんが…。)今回仕入れに伺った際には、スープカップの試作をされていました(来年にはできてると思うよ、とのことでしたが、どうでしょうか…)。
こちらも、あたたかみが伝わる素朴で美しいうつわたち。残りが少なくなっていますが(永見窯さんはネット販売はありません。直接お越しになった方のみの販売となります)、ぜひご覧くださいね。
そのほか…江津市の「宮内窯」さんの7寸皿、鳥取市の田中ちあきさんの豆皿は残りわずかとなりました。興味のある方はお早めにお申し込みくださいね。
今日もよろしくお願いいたします。