マイクロライブラリーができました!「山の図書室」オープンに向けて。
おはようございます。
5月の「シマシマしまね」についてのお知らせです。
5月は「山の図書室」のリニューアルオープン!
今までは、イベント時に限り「閲覧のみ」していただける図書室でしたが、5月26日(木)から貸し出しOKの図書室として本格的にオープンします。
とはいえ、スタッフも不在がちにしており、公共の図書館のようにフルタイムでオープンすることはできません。なので、逆にそれを面白がってもらいたいと思い、ちょっと変わったシステムの図書室としてオープンすることになりました。
その「変わったシステム」のために3月から準備を進めてきたものがあるのですが、ようやく形になりました!
それが、こちら。じゃーん!
「マイクロライブラリー」です。
「マイクロライブラリー」は直訳すると「小さな図書館」で、もともとは、自宅の庭先などで蔵書を小さな箱などに入れ、近所の方々が自由に本を借りることができる、というものですが、私たちのマイクロライブラリーはけっこう大きくて、本も数十冊収納できます。
くらしアトリエではこの「マイクロライブラリー」を使った図書室「山の図書室」を、今月末からオープンします。(母屋で読書を楽しめる日もありますし、蔵書が置いてある部屋もあります。)
詳細は後述しますが、会員登録をしていただけばスタッフ常駐時に図書室をご利用いただけるほか、土日にはマイクロライブラリーの本を自由に借りたり返したり、していただけます。
どうせ借りるならかわいい箱の中に入ってる本を、わくわくしながら借りたいよね…というスタッフの思いが、この作品につながりました。
まずは図面をおこして、出雲市内の大工さんに製作を依頼。
半屋外に設置することも見越して、丈夫な木を使った頑丈な作りにしていただきました。大工さんの提案により、中の棚は可動式で、前面の扉には窓がついているので中も見ることができます。
本格的!無理なお願いにもかかわらず、快く引き受けてくださった大工さんに感謝です。図面をもとに、何度か打ち合わせをさせていただきながら、良いものに仕上げていただきました。ありがとうございます!
そして、大工さんに製作していただいた後は、飯南町の絵本作家・かげやままきさんにペイントとイラストをお願いしました!
「オープンスペース.美南」さんの雰囲気や周辺の風景などをお伝えし、マイクロライブラリーのことも説明して、自然のモチーフを入れていただくようにリクエスト。草花やちいさな生き物たちのイラストがたくさん描かれた、素敵な作品に仕上げていただきました。
側面にはサルトリイバラ、ツリガネニンジン、スミレ、ツユクサなど、島根のあちこちでよく見られる季節の草花が。
本を借りようとしている女の子や、雲の上で読書をする様子が描かれたイラストも…。夢が広がるようなマイクロライブラリーに仕上がって、スタッフもとても喜んでいます!
かげやまさん、お忙しい中ありがとうございました!
このイラストのように、「山の図書室」が読書を楽しむきっかけになったらいいなあ…と思っています。
さて、「山の図書室」の仕組みについてざっくり説明します。
1.スタッフが常駐している日には、本の閲覧・貸し出しが可能です。
今のところ、月曜日と金曜日の10時~15時は常駐している予定です(出張などにより不在にする場合もありますので、オープンする日はあらかじめお伝えするほか、Instagramなどでもお知らせします)。
母屋の「オープンスペース.美南」があいている日には、和室で本を読んでいただくこともできます。(イベント等で母屋を使用されている場合、閲覧はできません。)
2.土曜日・日曜日(10時~18時)は「マイクロライブラリー」での本の貸し出し・返却が可能です。
3.本の貸し出し(マイクロライブラリーを含む)を利用するには、会員登録が必要となります(年会費500円/閲覧のみの方は無料です)ので、あらかじめスタッフ常駐時に登録をお済ませください。会員登録をしていただいた方には、コーヒーorお茶とお菓子をサービスいたします。
会員登録が完了すると、会員番号を付した会員証をお渡しいたします(有効期間1年間)ので、大切にお持ちください。
会員登録は今のところ、対面でのみ行いますので、まずは図書室がオープンしている日に直接お越しいただき、受付へお声がけください。本の借り方やマイクロライブラリーの利用方法など、詳しく説明させていただきます。
初回の図書室オープン期間は、
5月26日(木)~28日(土)の3日間
5月31日(火)~6月3日(金)の4日間
10時~15時 ※5月28日(土)のみ10時~16時
です。
ゆっくり本を選んだり、和室で読書を楽しんだり、コーヒーを飲んだりしてお過ごしいただけたらと思います。もちろん、本を閲覧されるだけでもOKですよ。(閲覧だけの場合は登録料は要りません。)
どんな本が置いてあるのか、見ていただく機会にもなるかと思いますので、のんびりお気軽にお越しいただけたら、と思いますし、ご不明な点があれば何なりとおたずねください。
また、島根のいいもの・おいしいものの販売を行うショップコーナーも、この期間中にオープンしていますので、お買い物もついでにお楽しみいただけたら嬉しいです。
地域の暮らしを楽しむためには好奇心を持って生きることが大切だ、と考えている私たちが、その一つの方法として「本を読む」ことを掲げ、準備を進めてきた「山の図書室」。
日々の暮らしの中で、ちょっと別世界へ意識を向けたり、学びを得たりすることの面白さ、楽しさを、この図書室を通じて発信できたらと思っています。
試行錯誤しながらのオープンとなりますが、お時間のある方はぜひ、「山の図書室」をのぞいてみてくださいね。
図書室オープンについては、26日(木)までにまた少しずつ、説明していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。