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赤い色を纏う、こと。



お酒を飲むことはだいすきです。

身体の中を、じんわり通っていくような

「あ、今身体にお酒が流れているな」とか

「あ、わたし今すごくわくわくしているな」とか

身体でも心でもきちんと味わうことがすきなのだと思います。


最近は、もっぱら赤ワインにはまっています。

恋人、ではなくて旦那さんになった大切な人と

KINTOで新しく購入したワイン用のグラスに

毎日ちびりちびりと注いで飲んでいます。


念願の都農ワイナリーに行って

赤ワインを買って帰ってきた日は

とっても嬉しくて、夜ごはんの時間が待ち遠しくて

その日の献立は赤ワインに沿ったものにしました。

買ってきた赤ワインは少し若い葡萄の味がして。

フレッシュで、これから先の変化が楽しみな

新しく家族になったわたしたちを、

暮らしのあれこれが流れて変わっていくことを

“大丈夫だよ“と言ってくれているような優しい赤ワインでした。



赤を纏う、ということは女性的で素敵なことだと思います。

小さい頃から憧れていたフランス映画に出てくる女の人は

赤い口紅をつけて、ボーダーの服を着て

気だるそうに煙草を吸って、珈琲を飲んで

なんだか怒っているみたいで

それでも小さかったわたしはその女の人に釘付けで

「わたしも大きくなったらこれがやりたい」と

お母さんに意思表明していました。


マスクをつける日々がこれからも続いていきます。

わたしは普段、全くといっていい程お化粧をしなくて

だけど最近はリップを塗ることが楽しくて

落ちないリップを探し求めてお迎えしました。

落ちるんですけど、それはわたしの使い方の問題なのかもしれなくて

それでも真っ赤な口紅をつけていることが嬉しいのです。

だからといってアイメイクをすることもなく、

マスカラだけをささっと塗っておしまいです。

だけど赤いリップをつけているから

わたしは大人だと思えるし

日々きちんと背筋を伸ばそうと思えます。


これから先、赤ワインと赤いリップが似合う

小さい頃に出会った女の人みたいな

心がきゅーってなるような不思議で素敵な人になりたいです。



結婚というものをして、

なんだかこそばゆくてなかなかnoteに

言葉を綴ることができなかったのですが

“赤“に助けられて、勢いづいています。



おやすみなさい。



2021.03.01




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