岩井窯 山本教行作陶展山陽百貨店美術画廊
2014.10.12
こんにちは。
姫路 山陽百貨店5階美術画廊で開催中の
『岩井窯 山本教行作陶展』。
ネット環境の不調などでなかなかアップ出来ずに
失礼してました。。。
所狭しと並んだ教行氏の器。
総点数300点強あります。
姫路は初の個展、展示会となります。
灰釉象嵌壷。 直径21×33㎝
いつも岡山ではT氏がすばらしい山野草をご持参くださり
会場に華を添えてくださいます。
それには全然及びませんが、せめて秋草と思い、何件か
花屋をまわり、ワレモコウとススキを見つけました。
このところ、他の会場でも大人気という象嵌のお皿。
こちらは5寸で取皿にピッタリ!
岡山から気になっていた灰釉丸文皿。
真ん中に鉄泥をかけ、周りに象嵌が施してあります。
今回は、7寸、9寸、尺とあります。
灰釉象嵌鉢。 直径22×高さ6㎝
深さがあって煮物の盛り鉢に最適な一品。
縁押しの模様もアクセントになってます。
大物も良いのが揃っておりますよ〜。
塩釉瑠璃大壺。 直径30×26㎝。
どっしりとして存在感があります。
今回、塩釉に関してのご質問が多いです。
僕自身も、実際に教行氏に教えて頂くまでは
他の釉薬の様に液体で、釉薬に塩を混ぜたものを
塗り付けてあると思ってました。
でも、実際はそうではなく、炎に塩を焼べて、
窯の中で気化させて、器に沈着させるのです。
なので、1点1点表情が違います。
また、ベースにかけてある釉薬でも表情は変わります。
塩釉押紋手付壷。 直径22×26㎝
こちらはベースに釉薬や鉄泥をかけずに塩窯にいれて
焼成してあります。
塩釉鉄砂ピッチャー。 15×23㎝
素地に鉄泥をかけて塩窯で焼成するとこのような
表情になります。
薪窯なので炎が強く当たるところはこのように
釉薬が流れたようになりますが、裏側はまた違った
表情を見せます。
毎日使う、普段使いの器から、各々の暮らしぶりに華を添える
花器など、様々なやきものが並んでおります。
会期は14日(火)午後16時までです。
台風が接近しており、お天気が心配されますが今日も皆様の
お越しをお待ちしております。