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平山珈琲のはなし。
2014.10.1
「平山元康 作陶展」は9月28日で閉会しましたが、今日は珈琲の話を。
今年の2月、今回の展示会の打ち合わせに、篠山の平山さんの窯に伺い
ました。打ち合わせの合間に珈琲を淹れてくださったのですが、その光景
が印象に強く残り、岡山に戻って「オリジナルの珈琲を作ろう。」となっ
たのです。
豆を60粒数えて一杯分を計る平山さん。
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苦み、酸味、香り、数種類の豆を送って感想を。それを元にブレンドして
また感想を。さらに調整して、と平山さんのお仕事の合間を珈琲漬けにし
てしまいましたが、後味の酸味と香りがすっきりしたおいしい珈琲ができ
ました。もちろん、奥様のつくる「おやつ」にぴったり。今回の展示会限
定のオリジナルブレンドです。
今回珈琲のブレンドをお願いしたのは、岡山の児島の「元浜倉庫焙煎所」。
どこの土地で、どこの農園が、いつごろつくったかまで、ある程度特定で
きるシングルオリジンの豆を取り扱っています。豆ごとの特徴にあわせた
焙煎で美味しい珈琲が並びます。
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倉庫の一角に焙煎機。風が珈琲の香りを運んでくれます。
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27日の「平山家のおやつ。」では、平山さんがお客様に丁寧に淹れてく
ださいました。
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にこやかに珈琲を淹れる平山さん。
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写真をまじえて窯のことをお話いただいたり、なぜ一杯60粒の豆なのか
お話いただいたり、ドタバタで写真を逃したのがとても残念でしたが、奥
様のおやつもとても美味しそうでした。
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写真は打ち合わせでいただいたスコーン。今回の会では、パンナコッタと
スコーンには梅ジャムとマロンペースト。
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パッケージは平山さんが豆を60粒並べる作業をイメージしました。
くらしのギャラリー本店店主の仁科さん考案のバージョンも。
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平山家では、お茶の時間、おやつの時間を大切にされるそうです。忙しい
中にもほっとできる時間が、いい仕事につながるのかもしれません。
100gのものはまだ店頭にございます。おやつの時間のお供にぜひ。
くらしのギャラリー 山本