『松本民芸家具と現代民芸展』岡山天満屋
2015.07.07
こんばんは。
岡山天満屋で毎年開催している「現代民芸展」。
今年もいよいよ明日からの開催です!
今日は、朝8時から搬入、そして、ひたすら開梱→陳列・・・
スタッフ、アルバイト総出でなんとか準備も早く終わりました。
民藝運動が盛んだった頃には、各産地の良質な手仕事を幅広く頒布する
ことを目的とし、民芸展は各地で盛んに執り行われてきました。
一昨年前から高島屋でも「大民藝展」と題した、民藝の大型催事が復活
いたしましたが、明日から岡山天満屋で始まる「現代民芸展」は今年で
57回目を迎えます。57年間、一年も休むことなく続けていくことが
できたのは、毎年、楽しみにしてくださっているお客さまの支え、
また、作り手、配り手、百貨店関係者、民藝関係者など
色々な方々のご協力があってこそ、感謝しております。
まだ明日の朝に少し手直ししますが、ざっと会場の様子をごらんください。
まずは、松本民芸家具から。
今年は、椅子の製作過程の実演もあるということで、椅子の集積展示が
メインVPとなっています。
特別製作品は、人間国宝でもあった染色工芸作家 故芹澤ケイ介が松本民芸家具に残した家具図案の中から3型を各1台ずつ製作いたしました。
ベンチ、朝鮮棚、バタフライテーブル、どれも趣があってすばらしいものばかり。床の黄色いパンチカーペットが効いてます。
奥側には、ダイニングテーブル、収納、和家具、リビングセットなど
ほぼ、フルラインの品揃えとなっております。
会期中は連日、池田素民氏と中山氏がアテンドしてくださっています。
別注家具や修理品の問い合わせもうかがいますので、お気軽に
お申し付けください。
ギャラリーおのさんのガベコーナー。
ガベは南イランの遊牧民たちの暮らしからうまれた毛織物。
いま、ガベがブームにもなっているようで、ちまたでは
ギャベとかギャッベとかいう名称で販売されています。
これとガベの違い・・・
基本的には同じものですが、選ぶ人が、目が違います。
おのさんのガベは毎年出品していただいてますが、
その度に、新しい感動を与えてくれます。
今回も、可愛らしい、素晴らしいガベが揃いました。
ぜひ、見て、触ってみてください。
週末に、轆轤成型の実演をしてくださる、瀬戸本業窯の器がたくさん並びました。
黄瀬戸に三彩、イラボ、櫛目、トクサに麦藁手。
色々ありすぎて逆に悩みそうです。
今年11月にくらしのギャラリー本店で個展を開催してくださる松崎修さんの木漆。刳りものといって、木の塊をひたすら掘り、削ることでうつわなどを作っていきます。木の保護として、漆が塗ってあります。
久しぶりに、ベビースプーンが沢山入ってます。
福島の五十嵐元次さんも白磁も少し届いてます。
緊張せずにガンガン使える、普段使いの白磁のうつわです。
ご当地ネタですね。倉敷ガラス 小谷栄次さんのガラス。
ワイングラスや限定の薄青色のコップもあります。
バックに飾っているのれんは、静岡で紺屋を営む、大橋秀雄さんのもの。
芹澤ケイ介の門下生だった方です。手間がかかっているのにとても良心的な
お値段も魅力の一つかと。
ガラスが続きます。
小石原焼きの窯元の次男坊 太田潤さんの吹きガラス。
今月末に阪急うめだ本店の弊社コーナーで個展です。
私は、小鉢と小コップが特に好きです。
そして、潤さんのご実家 小石原焼窯元 太田哲三・圭窯のうつわ。
飛びガンナと打ち刷毛目は小鹿田焼きの代名詞のようにもなっておりますが
実は小石原から受け継がれた技法なんです。
小歯田焼とは違い、優しい感じのするうつわです。
岡山の早島町で吹きガラスをつくる、石川硝子工藝舎の硝子。
会場のどこかに、新作の瓶が飾ってあります。
探してみてくださいね。
大分県の小鹿田焼です。
昔ながらのやり方で、未だに一子相伝で窯を守ってきています。
10軒ある中でも、弊社では坂本工窯のものを仕入れています。
息子の創さんのうつわがメインです。
広島県三原市の西川孝次さんの吹きガラス。
沖縄で吹きガラスを勉強した西川さん。
色使いが鮮やかでとても綺麗。
お酒好きなので、酒器が多いです。
弊社の大阪スタッフ 高戸が愛用しているワイングラスも
届いています。
熊本県 小代瑞穂窯の福田るいさんの印花台皿。
定番のしのぎカップやちゃぷちゃぷも沢山届いています。
11月にFRANKさんと合同で個展を開催します!
小代焼ふもと窯のうつわ。今回は尚之さんのスリップウェアは無しです。
が、窯もののうつわもとっても使い勝手がいいのです!
9月には、本店で個展開催予定です。
信楽で作陶に励む、べんべん窯 岡崎勉さんのうつわ。
ふつうの食器というイメージが強いかも知れませんが
使ってみるとハマります。
土瓶や鉢関係はマストです。
ふもと窯の卒業生、まゆみ窯のうつわ。
象嵌に加え、ど定番の六角皿も揃っています。
9月は名古屋タカシマヤで、11月は阪急で個展開催です。
島根県温泉津焼森山窯のうつわです。
定番のポット、急須、碗皿、掛け分けのマグ、辰砂のフリーカップも
届いています。
いまや、在庫の取り合いになっている森山窯。
なかなか入荷がありませんので、この機会にぜひお求めください。
出雲の出西窯のうつわ。
外焼き〆、ゴスのうつわなど鉢や皿を中心に揃えています。
産地の売店も常に品薄の出西窯。
8月に阪急のくらしのギャラリーで個展開催です!
玉造の湯町窯のうつわ。エッグベーカーや小皿など定番からちょと珍しいものまで揃えました。
長野の工藝夫妻。河原崎貴さんの鍛鉄と中村摂子さんの染織品。
フライパンもまた当分の間、入荷が難しそうですので、この機会に是非!
愛媛県の砥部焼 梅山窯梅野精陶所のうつわ。
こちらは、いま常設の扱いがなく、イベントのみの取り扱いになってます。
この機会に是非、お買い求めください。
小山田窯 山田洋次さんのうつわ。
スリップウェアやオーブンウェアなどに加え、轆轤ものも多く、
ここ最近の仕事が届いてます。
以前の作風に比べると、かなり骨太な感じに変わりつつある山田さんのうつわ。
オススメです!
瀬戸内市に工房をもつ、Lue菊地流架さんの真鍮製品。
ほぼ、フルラインの展開です。
石田直さんの染織品と大久保ハウス木工舎さんの木製品。
石田直さんは11日、12日とワークショップをしてくださいます。
木枠を使ったコースター作りのワークショップ。枠のまま飾るのよし。
ハズして2枚目にチャレンジするもよし。ぜひ、参加してみてくださいね。
三重県の伊勢で作陶に励む、やまぽた 山口和声さんのうつわ。
山口さんも11日、12日とスリップウェアのワークショップを開催
してくださいます。5寸皿が作れますよ!
おパリ帰りの石北有美さんの型染め製品。
11日、12日にステンシル的な方法でトートバッグに色置きをする
ワークショップを開催します。
こちらも、ぜひご参加ください!
松本家具研究所 松本行史さんの家具。
じわじわとファン層を広げる松本さん。
11日、12日にはスツール制作の実演をお願いしてます。
10月にくらしのギャラリー本店で個展開催です。
村松学さんの吹きガラス。
とても綺麗なガラスです。
ワイングラス、コップ、皿、鉢など売れ筋が届いてます。
倉敷本染手織研究所の卒業生 佐藤隘子さんのノッティング。
どっさり届いてます。
おの工房のノッティングもあわせると30枚強は揃っています。
テーブルセンターやコースターなども色々と揃っています。
秋田県大館の曲げわっぱもあります。
本店でもシナ切れが続いておりましたので是非!!!
エキパルチェアにあわせて、ペルーやエクアドルなどの木製玩具なども入荷させてみました。
なんだんかとっても相性がいいですね〜
ざーっと書いてしまってすいません。
論より証拠、会場で色々とお手にとってご覧いただきたいと思います。
岡山天満屋は朝10時から営業いたします。
スタッフ一同、皆様のお越しをお待ちしております。