年始に迎える、年に一度の外見勝負
頑張ったところで中身はたいして人と変わらないんだから、
せめて外見で勝負したい。
そう、わたしらしいかたちで。
というのはひととなりの話ではなく、お年玉について。
中身を弾んだところで厚みが変わるようなインパクトは出せっこない。それならポチ袋。なんなら記名なしの袋だってあいつからもらったやつだと思われるような、外見勝負をしたいのです。
友人同士で現金を渡しあうようなご趣味をお持ちの方は、このお気持ち汲み取ってくれるでしょうか。
すなわち、チケット代を手渡しする文化のみなさん。
コンサートや演劇のチケット代をちょっと洒落た袋に入れてありがとうするアレです。ATMから今おろしてきたぞ!みたいな銀行の白封筒で渡すわけにいかないというその気持ちのことです。
さて、外見はどうやって繕いましょう。
お正月用に「ポチ袋 面白い」なんて検索するのはご法度です。
大抵、表に「ほんの気持ち」「少なくてごめん」「賄賂」なんて書いてある。内面(金額)勝負はしたくないので、お金ネタで笑いは狙えません。「少なくてごめん」の外見なら100万円ぐらい入れないと。
年明けまであと数日なので、そろそろと目星をつけております。お店やネットショップ、ほんのちょっとでも身内の記憶に残るような袋を探しています。
今年の候補は以下に。
ちなみに探すときの個人的なこだわりですが、「ポチ袋」の検索ワード以外にも「メッセージカード」などの単語で探します。カードは使っても使わなくてもいいのですが、お正月ネタ以外にもバリエーションが増えるのでおすすめです。
👆ただただ可愛い。超・欲を言えば、竹そのもののフォルムだったら。で、中に光る何かとお札を入れる。
👆長い付き合いの人たちと、毎年返し合う関係を作るのもいいですね。
👆マリオ大好きな我が子に媚びたいだけです。
👆無難でたくさん手に入る系もいいですね。汎用性高そう。
👆わたしと一緒に、オペラ座の怪人ごっこができます。
👆銀貨で師を売るユダごっこ(ジーザス・クライスト=スーパースターより)をします。
色々と探していて、気づいたことをひとつ。
要は、金額なんて大差ないのだから、顔が見えるこだわりがあると嬉しいってことなのかも。礼儀的にはどうかわからないけど、気心しれた相手なら既成のポチ袋に限らず、その人らしく選ばれたものが嬉しい。
たとえばコーヒーやさんがお仕事なら、挽いたサンプルの豆を入れるような小さな茶色の紙袋、インスタントコーヒーのパッケージなんかに入っていてもいいな。
お花屋さんだったら、ただの封筒でもブーケのリボンをひと巻きだったり。
自身でデザインした封筒とかも素敵だなあ。
だからわたしなら、ミュージカルごっこでもいいの。
ポチ袋とお気持ちの話。これに限っては、中身より外見で勝負。
準備からお渡しまで、楽しい年末年始を過ごしたいですね。