「コントロード」について
noteを久しぶりに、極めて久しぶりに書いている。
家で一人で酒を飲み、なんだかどうしようもない気持ちになって書いている。
コロナ渦で家に引きこもっていた頃、このnoteというメディアを知り、たまにライターの仕事なんかをやって時間があった僕はのんびりと勉強のために始めたのだった。
色んな記事を書いてゆく中で、ああ、そういえば過去にブログで芸人時代の結成秘話みたいなものを書いていたなあと思い出し、いくつかの記事の中に一つぐらい続き物があっても良いかと再開した芸人時代の結成秘話「コントロード」が、数人のおじさんたちの目に留まり、彼らになんやかんや言われるようになって半ば強制的に書かされてきた。そのうちに意外な同級生や芸人仲間から「読んでるよ」みたいな嬉しいお便りをもらって、自分もその気になって書いてきたのだが、結局ブログ時代と同じように中途半端でまた途絶えてしまった。
ただその理由は以前とは少し違っていて、前は単純にサボって尻切れになっていたのだが、今回は、コンビの解散にいよいよ話が向かうとなって、記憶がひどく曖昧になって来たからだった。
解散したい、と思うようになってからの記憶がほとんど無いのだ。
そう思うに至る過程にはそれは様々なことがあった。
自分自身のことも大いにあるし、相方との関係性においても様々なことがあった。書けないようなこともあれば書くべきではないこともあるんだろうし、それらすべては書いたところで相方にさえ理解されないことなのだろうと思う。
理解されないことがコンビにはある。
昨今テレビ番組で「じゃない方芸人」なんて言葉が普通に使われるんだけど、あまり好きじゃない。
コンビというのは一つの生き物だ。
どちらかが目立ってどちらかが目立たない、みたいなことを言うんだろうがそれでも、どんな状況だとしても、コンビというのは二人で一つなのだ。
一方のケアをどちらかが絶対にしているし、そんなに単純なものじゃない。
コンビの片一方ばかりが目立っていたとしても、そこに至るまでに目立っていないと言われている方がどんな苦労をしていたか、どんな思いでやって来たか、それは誰にもわからないし、見えている印象とはだいぶ異なる場合も数多く、本当に数多くある。
名ディレクターだろうがお笑いマニアだろうが、コンビにはコンビにしかわからない関係性という物があるのだ。
僕らは別にどちらか片一方がめちゃくちゃに人気があったとか、そういうコンビではなかったしバランスは良い方だったと思うけれど、それでも僕らにしかわからないことはたくさんある。
解散に至るまでの経緯を事細かに書いてみたいとは思うけれど、なんだか書きたくないような気になって、結局のところ止まってしまったが、去年あたりからセトとたまに昔の仲間で会う機会があって、その度に何かやりたいようなことを言われて、その度にやんわりと断っていた。
今年に入ってもそれは止まらなかったので、仕方なく、と言っても現在僕が他の仕事で忙しければ断れたのだがそういうわけでもなかったので渋々OKしてライブをやることになった。
今でも正解だったのかどうかはわからないし、セトの考えていることはイマイチわからない。
ライブのタイトルを付けることになって、いくつか出した気がするけど結局「コントロード」で良いんじゃない、ということになってそうしたんだけど。
セトは元々ツィンテルの船頭だった。
どう動けば良いのか、いっぱいいっぱいの俺を導いてくれた存在だった。
そのセトが今や骨抜きというか、俺の言いなりになっている。
ライブのタイトルも、スタッフへの連絡も、内容に関しても、俺がやりたいことを100で承諾してくれる。
セトよ。
俺はそんなことを望んでいるんじゃないんだよ。
あの頃のようにぶつかって来いよ。
それで俺を納得させるんだろ?
そういう関係性だっただろ?
それが出来ないならやる意味あるのかい?
そんなことを思っている。
本当は「コントロード」を本番までに完結させてライブに臨もうと思ったりしていたけど、そういうことじゃない感じもしてきて、いまはなんだかよくわからない。
チケットも全然売れてないって聞く。
そりゃそうだ、売れなかった誰も覚えてないコンビなんだから。
それでも今まで世話になった沢山の人間が協力してくれてる。
マセキを筆頭に本当にみんなが協力してくれるって言ってる。
どうすんの?
やるしかないよなあ。
正解は俺たち二人しか持ってないんだから。
そんなことを酔いながら書いてしまいましたが、なんやかんやライブをやることは決定しています。この記事は明日恥ずかしくなって消すかもしれませんが。
でもとりあえずチケットをご購入お願いします。
酔い過ぎたので寝ます。
お金持ちの方はサポートをお願いします。サポートを頂けたらもっと面白く効率的に書けるようofficeやadobeのソフトを買う足しにしようと思っています。でも本当はビールを飲んでしまうかもしれません。