drunkdeer A75を救いたい
まえがき
現在のメインキーボードはdrunkdeerA75くんを使っている。
特に不満は無く使っていたが、最近ボトムデッドゾーンの概念を知り、かつA75くんは0.85mmとか言う驚愕の数値ということで大横転。
認識してしまった以上、気になってしゃあないのでどうにかしようという話です。
作業
やることは単純明快、キースイッチのショートストローク化を行った。
キースイッチの底打ちから0.85mmの区間にデッドゾーンがあるならそこに到達しないようにすればええやんの思考で、具体的にはキースイッチを分解して中にスペーサーを入れる。
で、ショートストローク化に関しては先人がいたので具体的な手順はこっちを見てくれ。
上記の記事では黄銅製のスペーサを使用しているが、今回は3Dプリンターで外径3.9mm、内径2.0mm、厚さ1mmのPLA製スペーサーを作成して取り付けた。
(意外とこのサイズ感でもそれなりの強度で出力ができ、感涙。)
内径2mmだと結構ジャストサイズではめてみた後に「多分これ外すのダルいな」と思ったのでそこら辺はお好みで調整するとよさそう。
あとはキースイッチを分解して取り付けるだけ。めんどくさいのでWASDのみやりました。
分解に関してはキースイッチオープナーとかいうやつを持っていなかったのでピンセットで頑張ったが、ボトムハウジングがズッタズタになったので、大人しくオープナーは買った方が良いです。
あと地味に見えているが分解ついでにルブもした。
結果
先に感想を全部書いてしまうと
・ストッピングビタビタなって草
・打鍵感はかなり変わる
・謎の静音化
・WASDだけストロークが変わることになるが1mm程度なら
そんなに気にならん。
こんな感じ。
まずストッピングに関して、これはちゃんと実感できる程の改善があった。
そりゃあ底打ち時のアップストロークが1/10になるので当たり前だが、思っていたより違って笑った。
ここまで来たら何の縛りプレイやらされていたんだよと思う。
次に打鍵感の変化と静音化について。
これは底打ち時にボトムハウジングと接触するパーツが変化したこともあると思うが、どっちかと言うとルブ効果がデカすぎる。
上記動画は↓キーのみルブをし(スペーサーは未装着)、打鍵感の差を試してみた動画になるが、明らかにルブした方が高音がカットされている。
また押し心地としてもスイッチも引っかかり感が薄くなっている。
正直ルブとかどうでもいいやろと思ってました。
大変御見逸れいたしました。sry
打鍵感の話をしたのでちょっと脱線するが、ショートストローク化に伴って初動の押し込みが重くなったように感じたので対策としてスプリングを若干切り調整した。ここは好み。
最後にストローク差についてだが、あまり気にならない。
ゆうて1mm程度なので、ゲーム用途ならもちろんタイピングでもそこまで気になるほどでも無く安心した。
どちらかというと打鍵感の差の方が気になる。
あとがき
やった方が良い。ストロークを犠牲にする価値がある。
私はこれで理論値ラピトリを手に入れ ✞最強✞ となりました。
いっちょかましてきます。それでは。
…beta版のwebドライバー、ラピトリ有効にならねえじゃねーか!!!
おい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!