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染み付いていた”知恵”

真夜中に目が覚める。
腹痛と吐き気で目の前が眩む。立とうにも殴られたような頭痛が襲う。

思い当たる原因を何個か並べてみる。
昨日の昼食は、食べ過ぎた。夜は、食べなくても問題無かった。
今飲んでいる薬かもしれない。ムカつき止めをもらっておけば良かったな、と思ってしまう。でも処方されたからにはもう少し飲まねばならぬ。
正直なところ、胃なのか、腹部なのか、いろんな要因があり過ぎて断定は出来ない。


意識が朦朧とする中で、そんなことを浮かんでは消し。
午前休をとろうか、と思ったがパソコンは事務所だ。午前には抜けられない仕事がある。

「あぁ〜休んだら穴が空きそうだ。なんとかしなければ。」

昔から虚弱体質だったので、こういったことには慣れていた。
いつ何時何があっても「どうにかこうにか自分の足で立って解決しなくちゃ。」というのが根っこに出来ている。
大概の解決方法は、”寝る”だが、今回はどうやら、それを良しとしない。
思いつく限りの対処をしてみることにしよう。


解決のためにベッドを後にする。
熱めのシャワーを浴びてみるが、まだまだ朦朧とする視界。
鍼灸師の友人から処方されたお灸に手を出してみる。ネットでツボを検索して、10ヶ所ぐらいに当て、身体がじんわりしてきた。
吐き気が残りつつも、ベッドに横たわる。

AM5:00から動き過ぎだな、なんて思いつつ、多少のムカつきは無くなったように思えた。
そしてそのまま普通に出社し、今、仕事を一旦終えた。



生活に密接なもの→知恵
生活に密接でないもの→情報
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と、仕事でお世話になっている方が呟いていた。飲みながら話したいと言ってたので、今度何かのタイミングでお付き合いしたい。
私の今回の行動は、ただの経験に基づく”知恵”なのか。はたまた”情報”が転じた”知恵”なのか。

“情報”のカードはたくさんあっても良いなと思いつつ、”知恵"として活用された今回の行動を褒めたい。もう今日は早々に帰って寝てしまおう。

ぁ、でも結局、もう少しやって帰ろう。そうしよう。

いただいたサポートで本を買ったり、新しい体験をするための積み重ねにしていこうと思います。