2019年7-8月の移ろい
令和最初の夏はとても濃かった。そんな7-8月を振り返ろうかと。
アートマネジメント講座2019オリエンテーション
「そういえば7月のことを書いてないな〜」と思ってたら、こちらでまとめた気持ちになっていたのです。
オリエンテーションは関係者含めて50名弱。会場になった鳥取大学コミュニティ・デザイン・ラボ内は熱気に包まれていました。ようやくスタートラインに立ったので、今後もやっていきたいというところです。現在進行形でWEBサイトを制作中。当日の様子も公開時にはアップ出来るはず。
ピル&ガリア・コレクティヴ (In)visible Propaganda((不)可視のプロパガンダ)
鳥取のホスピテイルプロジェクトで開催されていたもの。パフォーマンスに京都の友人、篠田 栞(以下、篠田)が登場していたこともあり、展示もレクチャートークもパフォーマンスもフルコースで堪能しました。篠田のパフォーマンスは、京都在住時は観ることが出来なかったけど、鳥取という土地で観ることが出来て嬉しかったし、ピルとガリアの世界観も合間って不思議な体験でした。
出勤したらパンフレットが届いていて「フムフム。こういう思いで作成されてたのか。」というのを読み解くことが出来て面白い。その場でパンフレットを読むのも良いけど、後日届いてその時の情景を思い出しながら読むというのも良い体験ですね。
鳥取を動く
先に綴った篠田に鳥取を満喫するために連れ回した鳥取東部ツアー。ウェブマガジン「+〇++〇(トット)」主催の鳥取・河原町西郷地区ツアー。母と参加した夕方〜夜の鳥取砂丘を歩くツアー。デジタルコンテンツのリサーチのために米子のチームラボ展と松崎・燕趙園へと。鳥取内を東から西へ動いていました。炎天下の中で動き疲れた感じはありますが、Uターンするまでに訪れていなかった場所へもたくさん行けたし、今まで見ていた景色の感じ方も違っていて、満足しています。
山陰には、八百万の神がいると思っていて。神話の中を歩くような感覚で各所を案内する私と友人のことを篠田は「小鬼みたいだね」と表現したのがとても面白かった。鳥取に友人が遊びに来た時はそんな感じで連れ回したいな、と改めて思うのです。
Jumble Jam
鳥取から南へ向かい、晴れの国・岡山へ足を伸ばして、友人が関わる展示を観てきました。(兄さんの熱い思いはこちらから)
岡山にはいろいろと縁がありまして、年1ペースで訪れてたり。幼馴染が店長してるカフェでご飯食べて、鳥取で観れない映画を観たり、展示観たり。
こじんまりした空間に20-30代のクリエイターの作品が集まっている。私がいた関西では、そういった光景をよく見かけていたけど、地方ではなかなか無いもので。岡山の皆さんの熱量を浴びてきました。鳥取でも何か出来ると良いな。(自分が何を出すかは分からないが)
スクール・イン・プログレス2019
「スクール・イン・プログレス」は、「living/暮らす」と「making/つくる」という人の根源的な営みをキーワードに、既にあるものや普段の生活・日常を見つめ直し、創造性の在処を見つけ、それを自らの内に育む力を身につけるオルタナティヴなアートの学校です。mamoruと山本高之、ふたりのアーティストを共同ディレクターに迎え、リサーチやフィールドワーク、ワークショップ、ディスカッションといったアーティストの制作プロセスをベースとした実践的なカリキュラムを通じ、感覚をすまし、思考を深めることで世界を学び直すことを試みます。
鳥取大学のアートマネジメント講座2019のプログラムの1つとして開講された第3回スクール・イン・プログレスに運営スタッフとして携わっていました。ウェルカム・パーティーも含めた10日間はとても濃厚で、体感的に1ヶ月ぐらいに感じてしまい鳥大チームと「あれ?2019年って13ヶ月もありましたっけ?」って話をしたり。私は料理の講師として来ていただいた井口和泉さんの下で関係者、皆のご飯を作るサポートをメインで行っていました。料理の知識や立ち振る舞い等、いろいろ鍛えられました。
プログラムの様子は、リアルタイムでinstagram発信していたり、後々WEBサイトにアーカイブされていくので、そちらを見ていただけると。酷暑だったり台風が来たりと波乱万丈なスクールでしたが関係者全員でつくる1つのプロジェクト。
個人的には、チューターとして来ていただいたアーティストの安田葉さんに出会えたことがとても大きかったな、と。鳥取と、海老名と。生まれも、育ちも、観てきたものも、まるで違う同い年の私達。それが鳥取という土地で交わり、意気投合したのは、なんだか面白いなと。次に関東に行く機会にまたお会いしたい。
遅めの夏休み〜東京・大阪・京都〜
先に綴ったスクールがお盆の時期だったので、夏休みをズラして取らせていただきました。鳥取→東京→大阪→京都→大阪→鳥取。個人的にはなんてことない日程なんですが、人に話すと驚かれる。
東京では、鑑賞と友人達に会って話す3日間を。抑えておきたい美術展に行けて良かった(「あそびのじかん」行けて良かった〜)のと、友人に寄席に連れて行ってもらったのがとても良かった。京都にはああいう小屋が無いので、初めての体験でした。生で落語聴くの久しぶりだったけど、あの空間で楽しむの、とても良い。
関西では毎年恒例になった流しそうめん〜花火・卓球・ボドゲを添えて〜みたいな会で料理長をしたり、鍼灸と散髪で身体も見た目もリセットしたり、木屋町歩いてたら偶然、先輩夫妻に出会して次の予定に巻き込んだり、猫と戯れたり、打ち合わせを3本してるような3日間でした。住んでないからか、訪れる度に関西の感じ方が違ってきている気がします。もう私の街ではないのだな、と。過去の自分の軌跡を辿りながら、現在の自分が街を歩くのは、不思議なもの。ただ、自身の偶然なのか必然なのか、出会うべき人に会う能力は衰えてないのかな、と思い直したところ。
気付けば秋
お盆が過ぎた遅めの夏休みの中で季節が秋に変わっていくのを感じている。夜は鈴虫が鳴く。風もヒンヤリする。
秋といえば、いろんな秋があって、行事も多い。9月以降の催しをたくさん案内いただいてるのだけど、全て行くと身が持たない。当初から計画していたもの(あいちトリエンナーレ、dotFes)と繋がりから行きたくなってしまったもの(KYOTO EXPERIMENT行くかも。関西3,4日ほど滞在するタイミングは考えてます。)以外については遠出をお断りして、山陰の秋をゆるりと楽しもうかと思っていたり。
京都で起こったように、会える人には来たるべき時や巡り巡って繋がっていることが往々にしてある。何かに導かれて偶然会ったり、連絡したり入ったりが多いと。そういったタイミングでまたお会い出来ると嬉しいなと思ってます。皆さま、いつも遊んでくれてありがとうございます。楽しい時間になってたら幸いです。後、今年は土地を動かしたからか、例年以上に初めましての人に会う機会が増えまして。お会いしていただいた皆さまも今後ともよろしくお願い出来ればと。
新しいアウターを買って着て過ごすのが楽しみで、京都の時みたいに自転車乗り回して、昔みたいに創作意欲が戻ってきたりで。目紛しい2019年を過ごしているけど、鳥取にいる時間はもう日常なんだなと。ここらで少し立ち止まって、たくさんインプットしてきたものをアウトプットして練り上げていけるような秋に出来たらな、ってところです。でもまだ動くかも。動く方が性に合ってる。
それでは、またどこかでお会い出来ることを。
ぁ、関係各位。梨送りましたので、届いたら堪能していただければと。