Scrapboxでポートフォリオを作ったら自己整理になった話
※今回制作したものは、非公開のScrapbox。中身をお見せすることは出来ませんが、作ってみて良かったことをまとめたnoteです。また情報を整理して公開OKなScrapboxを作成する予定です〜!※
はじめに
急遽、ポートフォリオが必要になった。
新しくサイトやデザインされたまとめを作る気力はないし、自身の活動を振り返ると「WEB業界で仕事をしていました!」の一言で片付けられる状態ではない。ある程度、編集が必要だけれど、それにじっくり取り組むのもなんだかなぁ。
そんな中でScrapboxのことを思い出す。京都の友人がサービスに関わっていて、先日お茶した際に説明を受けていたのだった。
「あのサービスだと、一覧ページで一通り何をやってきたか分かるし、直感的に操作出来る。時間もかけずに出来そうだ!」
そう思った私は早速登録をし、紹介してくれた友人にも連絡を取りながら制作を進め、約10年間の内容を3日でまとめることが出来た。
表題にもしたように、Scrapboxにまとめてみると自己整理になったので、そんなお話を綴っておきたい。
やってきたことを一目で分かりやすく
先にも書いたけれど、私は「WEB業界で仕事をしていました!」の一言で片付けられる人間ではない。
学生時代に「インタラクション」の考えが軸にあったので、イベント運営、ワークショップ、デジタルコンテンツの作成をしていた。
それが社会人でも地続きとなり、WEB制作のお仕事以外にも個人的に関わってきたイベント運営やワークショップ等のイベントがあり、それが所属していた企業にも繋がっていったような実績がある。
なので、ペライチや冊子でまとめると長ったらしいものになるし、それを一から作る余裕はない。
Scrapboxを利用したことで、懸念していた煩わしさは無くなり、私の約10年間が可視化されたホーム画面が出来上がった。
これまで作成したWEBサイトは、所属会社毎にまとめてページ数を削減。
私自身がどんなプロジェクトに携わったり、どこに所属して、どんなことをやってきたかが分かるように注力し、「最初に(はじめに)」「Profile」も含めて18ページ。一覧で並べると多過ぎず少な過ぎず適度に数があって良い。
それぞれのプロジェクトや団体のことを振り返り、「いろいろやってきたし、作ってきたんだな〜」と沁み沁みしてしまった。
つながりの可視化
Scrapboxは、単語のリンクから動的にページ間のつながりを作ります。 つながりができると、関連するトピックが下に表示されるので、アイデアを簡単に整理して探索できるようになります。 ページが年間で数千という量になってもフォルダの構成などに頭を悩ませることはなく、いつまでも管理できます。
と公式ページで書かれているように、ページ間を繋げることが可能だ。
私は、プロジェクト単体での見せ方というよりも「このプロジェクトをやったから、あのプロジェクトに繋がった。」という形で繋がりを見せたかったので、この機能は大変役に立った。
ちなみに「最初に(はじめに)」「Profile」は、目次のような役割を持たせているので、全ページで表示させるようにしている。どこにいても迷わず戻れるように、という道標のようなものとして。
また、外部リンクにも簡単に繋げられることが出来、SNSや各サービスにプロジェクトのデータが散らばっている身としては、繋げて容易にアクセス出来る環境を整えることが出来て大変嬉しい。
自分は何が出来るのか何をしていきたいのか
私はそれこそ、自分でも何をやっているか&出来るのかがよく分からなくて、自己紹介する時も「そうですね〜いろいろやってます!」と曖昧な表現をすることしか出来なかった。元々、自分に対しての自信の無さが人一倍あり、自己肯定をすることも得意ではない。「何が出来るのか」を明言するのかが怖かっただ。いつまでも自信がなくて。
今回、Scrapboxをまとめるに当たって、「自分がこのプロジェクトにどんな関わり方をしたのか。」「そこで何を感じたか、どういうアウトプットをしたのか。」というところにポイントを置いてまとめてみる。
自分が何が出来るかを改めて捉えて、ちゃんと人に伝えていければ良いなと考えたからだ。
現状、私が出来ることは、以下の通りだ。
【 私が出来ること 】
・イベントやワークショップ企画・運営 / 情報発信
・イラスト制作 / イラストを使った議事録、メモ(グラレコではない)
・Webサイトの企画・設計 / フロントエンド / Wordpress構築
・人繋ぎ、営業、チームの聞き役
「イベントやワークショップ企画・運営 / 情報発信」は、仕事でも個人的にもやっていること。
「イラスト制作 / イラストを使った議事録、メモ(グラレコではない)」というのは、元々趣味としてやっていたことだが、人から評価されて、「これは私に出来ることなんだ!」と改めて私が出来ることだと認識したことだ。
先日、YCAM InterLab Camp vol.3 パーソナル・バイオテクノロジーにというイベントに参加(これについては現在まとめてるので、また公開したい)し、iPadとApple Pencilを使って上記のようにイラストを使ったメモをとっていた。元々メモ魔なので、人の話を聞きながらイラストを描くなんて、私にとっては当たり前だ。
それを横目で見ていた同じ班の参加者から「クラタさん、スゴいじゃん!めっちゃ絵上手いですね〜!これがグラレコか〜〜〜!」と声をかけられ、私はビックリ。自分では、そんなつもり無く書いていたので、人から見るとそう捉えられるのかという気付きになったのだ。
そこからイラストやイラストを使ったメモ(ビジュアルメモ?)を出来ることとして言っていこうと思ったのであった。
ちなみにこれはグラフィックレコーディングと呼ぶことは出来ない。あくまでも個人のメモであるからだ。とは言え、力をつければ、グラフィックレコーディングも出来るようになるのではと考えているので勉強中です:)
脱線したけど、出来ることの話に戻す。
「Webサイトの企画・設計 / フロントエンド / Wordpress構築」は仕事としてやっていたこと。業界に7年いたので、ある程度の勘所は分かる。今後主体として活動するつもりはそんなに無いが、これも私の出来ること。
「人繋ぎ、営業、チームの聞き役」は、人から評されることで、人から見た私の出来ることだ。
このように自分の出来ることを言語化すると、次は自然と、今後何をしていきたいか、というところを考えれるようになる。
今後に向けた目標は設定している。それを見据えて「どう動いていこうか」「どう関わっていこうか」と模索中である。
そんなこんなでオススメですScrapbox
Scrapboxは元々、チーム内での情報管理目的で作成されたサービスだが、個人の情報管理にも有効だ。
自分の活動をアーカイブするのに、一覧で分かりやすく表示させたく、またサービスを使うことに抵抗のない人達にとっては、手っ取り早いサービスだと思う。
またUserCSSという、CSSをカスタマイズ出来る機能もあるので、CSSが分かる人にとっては自由にデザインすることも可能だ。
私は今回、「非公開の状態で手っ取り早くポートフォリオを作りたい!」と思い、UserCSSは触れていないが、公開出来るものを作る予定なので、UserCSSも織り交ぜて自分なりのScrapboxを作成しようと思う。
個人のポートフォリオや情報発信で利用されているScrapboxもあるので、是非ご参考に!
平成も残り1ヶ月とちょっと。自己整理をしっかりして新元号を迎えるのはいかがでしょう。個人的には、今のタイミングで自己整理をすることが出来て良かったです〜!時間をかけずにサクッとやってみたい際に是非!
最初にも書いているように、今回作成した私のScrapboxは非公開ですが、リアル友人や知り合いには見せながら話が出来るツールとして作成したので、気になる方はお声がけください:)