假屋崎省吾の世界展ー美来麗明ーに行ってきました
岡山県新見市の新見美術館で開催されている假屋崎省吾の世界展ー美来麗明ー(2021/4/16〜6/27)に行ってきました。
会場は、撮影が自由になっています。早速、最初に展示されていた假屋崎省吾さんデザイン・プロデュースの振り袖に目が留まります。画像は、振り袖に描かれていたカラーの花です。茎も花もうねっています。
実際のカラーの花は、真っ直ぐに屹立していますので、この作品は植物を写実したものではありません。
假屋崎さんの表現しているものは、何なんでしょうか。
謎の答えは最後の展示室にありました。第3展示室の最終の展示は、大きくうねる植物が描かれた屏風でした。
假屋崎さんの作品は、鮮やかに色彩に目を奪われてしまいますが、その本質は植物たちの根源にうごめく生命力を見抜き、表現する心眼なのだと解りました。
会場では6月11日〜6月13日までご本人が来館され、サイン会が開催されるとのことです。また6月13日には、会場を新見公立大学大講堂に移して、デモンストレーレーションとトークショウが行われるとのことでした。
追伸
長野県小諸市にある陶房回青の櫻井理人さんは、静に佇むカラーの花を描いています。
あえて花に迫ろうとはせず、距離を保ってやさしく見ている感じです。